あふぇりえいと

2009年9月23日水曜日

紅茶:信楽の紅茶、全国へ 「2番茶」新たな活用、「ダージリンに負けない」 /滋賀

紅茶:信楽の紅茶、全国へ 「2番茶」新たな活用、「ダージリンに負けない」 /滋賀

 ◇業者の片木さん、開発に意気込み

 農薬を使わない「特別栽培」で茶を育てている甲賀市信楽町宮尻の茶栽培販売業「かたぎ古香園(こうかえん)」が、1番茶収穫後の「2番茶」を活用した紅茶の製造に取り組んでいる。カテキンを多く含む2番茶は紅茶に適しているといい、紅茶の産地インド・ダージリンの茶葉にも引けを取らない高品質の味わい。「信楽の紅茶を全国に広めたい」と意気込んでいる。【金志尚】
 ◇カテキン多くまろやかな味

 2番茶は日照時間の長い6月末~7月上旬にかけて収穫時期を迎え、緑茶にすると渋みや苦みが強いという。かたぎ古香園を営む片木明さん(58)は「緑茶としての価値は1番茶より低い」と話す。その2番茶の有効活用策として浮上したのが紅茶だった。

 緑茶も紅茶も元々は同じ葉から作られるが、収穫後の処理法が異なる。発酵の必要がない緑茶に対し、紅茶は発酵させる必要がある。片木さんによると、2番茶は発酵を促進するカテキンを多く含み、紅茶向き。また、農薬を使わないため葉の一部を害虫に食われるが、これを治癒しようと葉から出るエキスが良い香りを生み出すという。緑茶としての魅力には乏しい2番茶だが、片木さんは「紅茶にすると価値は10倍高まる」と笑う。

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