
ゴールデンウイーク初日の29日、滋賀県高島市の比良山系にある八ッ淵の滝では、水しぶきを浴びながら沢や滝を登る「シャワークライミング」が シーズンを迎えた。大阪市の山岳ガイド・真鍋貴彦さん(37)が、若い人に山を楽しんでもらおうと2005年から同市に事務所を置き、ツアーを主催。参加 者の6割以上が女性で、本格的に登山をする人だけでなく、手軽なレジャーとして家族連れにも人気がある。夏休みをピークに、9月末までに約700人が訪れ るという。
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滋賀県米原市宇賀野の坂田神明宮に伝わる「蹴(け)り奴振(やっこぶ)り」が29日、行われた。青空のもと、黒いやっこ装束の男性やみこしなど100人以上からなる行列が集落を練り歩いた。 江戸時代中期、彦根藩主井伊直惟が同社の社殿を造営し、参詣した際の大名行列をまねたのが始まりとされる。一時期途絶えていたが大正期に再興し、現在は春祭りの際に奉納している。 |
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滋賀県高月町雨森の高時川沿いに29日、約450匹のこいのぼりが掲げられた。ずらりと並んだ色鮮やかなこいのぼりが春風を受け、青空を勢いよく泳いでいる。 地元のまちづくり委員会が県内外から寄贈されたこいのぼりを20年以上揚げている。今年も黒や赤、青などの大小のこいのぼりを5-6匹ずつ取り付 けた竹ざお100本ほどを約400メートルに並べた。陽気に誘われて訪れた親子連れらが、川沿いを散策したり、こいのぼりと写真撮影して楽しむ姿も見られ た。 5月3日には「雨森こいのぼりまつり」を開き、全長50メートルのジャンボこいのぼりを披露、フリーマーケットなどもある。4日には「こいのぼりマラソン」を行う。こいのぼりは5日まで揚げる。 |
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滋賀県甲賀市の信楽高原鉄道信楽駅前広場で29日、恒例の「春のしがらき駅前陶器市」が始まった。滋賀県内のほか、近畿や東海方面からの多くの来場者でにぎわった。 信楽駅前陶商振興会が大型連休に合わせて毎年開催しており、15回目。約20店がテントを連ね、定番のタヌキの置物をはじめ、茶碗や食器、植木 鉢、花器など約4万点を出品した。通常価格より3割程安い掘り出し物も多く、来場者は手に取ってじっくり品定めしながら、気に入った品物を購入していた。 |
見ごろを迎えた色鮮やかなボタン=日野町鎌掛の日野ダリア園で
7年前、還暦を迎えた会社員や自営業の地元住民15人ほどが、「退職後、郷づくりの一端を担えれば」と1ヘクタールの畑に100種類、1万本のダリアを 植え開園したのが始まり。ダリアの花は8月以降のため、ゴールデンウイークの集客を目的に、昨年から同園の一部20アールをボタン、シャクヤク園として整 備した。
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「菜の花エコフェスタ2009」が26日、滋賀県東近江市妹町の「あいとうエコプラザ菜の花館」で開かれ、広大な菜の花畑を歩くウオーキングイベントなどが行われた。 同館とNPO法人(特定非営利活動法人)「愛のまちエコ倶楽部」が開催した。親子連れら約20人が同館周辺の約6ヘクタールの菜の花畑を1時間ほ どかけて歩き、黄色の花が一面に広がる風景を眺めたり、生き物を探して楽しんだ。同市愛東地区産の菜種油で揚げた山野草のてんぷらも人気を集めた。 |
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北欧発祥のスポーツ「ノルディックウオーキング」を楽しむ催しが26日、滋賀県守山市今浜町のみさき自然公園とその周辺で開かれた。初心者から経験者まで約100人が参加し、スキーのストックに似たポールを両手に、テンポ良く歩いた。 同市の同ウオーキング愛好会「クラブサンタクロース」(大田千賀子代表)の主催で、今回で5回目。 |
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織田信長が徳川家康をもてなした際の食事「天正十年安土御献立」の復元レプリカが25日、滋賀県安土町に寄贈された。当時の最高の食材や珍味がそろい、室町時代と異なる食事の様式で「近代の日本料理の原点がみられる」という。 安土御献立は、武田勝頼を討った家康を、信長が1582年に安土城で接待した際の食事。家康と縁の深い豪商の子孫が経営する学校法人「茶屋四郎次郎記念学園」(東京都)が1999年に復元し、寄贈した。 御献立は22膳あり、アワビやタイ、ヒバリなどの高級食材を使った料理。精巧な食品サンプルで復元した。室町時代から続いた食事の儀式「式三献」が献立の構成から消えており、「日本料理史の転換点と言える」(同学園)という。 |
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近江鉄道(本社・滋賀県彦根市)は24日、彦根のゆるキャラ「しまさこにゃん」と「いしだみつにゃん」をデザインした「近江キャラ電」の運行を始めた。2体が乗り込んで彦根-米原間を往復し、乗客約100人がゆるキャラとの旅を楽しんだ。 環境に優しい鉄道の利用促進と、4月開業の「ひこね芹川」駅をアピールしようと企画した。同駅近くの花しょうぶ通り商店街にゆかりの2体をヘッドマークや扉、シートなどに配した。自然環境に興味を持ってもらおうと車内広告の下部にびわ湖検定の問題も取り入れている。 車内やホームでは、県内外から集まったファンがしまさこにゃんらと一緒に記念撮影。乗客の1人で、ゆるキャラの追っかけをしているという名古屋市 北区、販売業橋辺幹恭さん(33)は「ゆるキャラ専用車両を作って行うイベントはそうない。楽しいので鉄道の活性化にもなるのでは」と話した。 |
滋賀県彦根市の人気キャラ、ひこにゃん=写真=が、6月7日にハワイで開催される「第30回まつりインハワイ」のパレードに参加する。
「井伊直弼と開国150年祭」で彦根市が昨年7月に招いた黒船のペリー提督の子孫が、ハワイ在住だったことが縁で交流を深め、今年はホノルル市から招待された。
ハワイ州40周年、祭りも30回の節目だけに、彦根市関係者は「日本の“ゆるキャラ”代表として、黒船のような衝撃でハワイに乗り込んで」と期待。
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滋賀県立琵琶湖博物館と県内の魚類研究者が23日、水田で育てたニゴロブナが、琵琶湖のヨシ帯などで育ったときより成長が早い、との研究成果を発表した。研究者は「ニゴロブナの生育環境としての水田の重要性が科学的に裏付けされた」と話している。 同博物館の研究プロジェクトの一環で、多賀町立博物館の金尾滋史学芸員(魚類生態学)らが、彦根市と守山市の水田で2003年と06年に研究。水田で産卵させたり、生後すぐの稚魚を放して体長を測定した。 研究結果では、ヨシ帯や人工飼育で育った稚魚と比べ体長が生後20日目で5-10ミリ程度大きくなった。また、生後30-40日で田の水をいったん抜く「中干し」の際、稚魚の生存率が90%と高い水田もあった。 |
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五穀豊穣(ほうじょう)を祈願する多賀大社(滋賀県多賀町)の古例大祭が22日営まれた。暖かな陽気のもと、騎馬40頭やみこしなど、約500人に及ぶ時代行列が町内を練り歩いた。 同大社で最も由緒がある行事で、鎌倉時代には盛大に行われていた記録が残る。「馬祭り」とも呼ばれ、行列の規模は十万石の大名行列並みという。祭 の主役は「馬頭人(ばとうにん)」と「御使殿(おつかいでん)」。今年は彦根市小泉町の会社社長、田中一郎さん(76)が馬頭人、多賀町大岡の会社員、山 本剛之さん(30)が御使殿を務めた。 |
びわ湖大津観光協会が発売する「湖都大津得特観光パスポート」=大津市役所で
びわ湖大津観光協会は、お得に大津を観光できるクーポンや、京阪電車大津線が1日乗り放題になる「京阪電車湖都古都・おおつ1デイきっぷ」が付いた「湖都大津“得特”観光パスポート」を24日から発売する。
観光地や施設の場所と内容を写真、地図を使って紹介している。クーポンは6枚付いており、2-1枚で石山寺、延暦寺、三井寺、義仲寺、近江神宮時計博物館など12カ所に拝観・入場できる。このほか1日きっぷ提示で39の店や施設で割引が受けられる。
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6月1日のアユ友釣り解禁に向けて滋賀県湖南市の野洲川で21日、滋賀県内のトップを切って同川漁業協同組合が稚アユ100キロ(約9000匹)を放流した。 稚魚は1月に琵琶湖で捕獲され、体長10-12センチ、重さ約12グラムに育った。同市吉永の新生橋近くに運搬車で運び込み、組合員がホースを使って水温16度の川に放つと、跳ねるように元気に泳いでいった。解禁時には体長18センチほどに育つという。 |
滋賀県甲賀市水口町で20日、水口神社の例大祭で、県指定無形民俗文化財の「水口
田町・片町、東町、呉服町、天神町、天王町、湯屋町の6基で、屋上には「ダシ」と呼ばれる趣向を凝らした作り物の「菅原道真公」「桃太郎」「天地 人」などが装飾されている。曳山は午前中にそれぞれの山蔵を出発し、笛や太鼓、かねで水口ばやしを奏でながら、同神社まで巡行した。
同祭は、江戸時代中期の享保年間に町民が始めたとされる。祭礼に曳山が登場したのは1735年(享保20年)で、最盛期には30基余りの曳山があったが、現在は16基だけが保存されている。
ニュースソースはこちら・・・門信徒らに引かれて本県入りし、吉崎を目指す蓮如上人の御影=20日午後2時15分ごろ、敦賀市疋田
浄土真宗の中興の祖、蓮如上人の肖像画「御影(ごえい)」を京都からあわら市の吉崎御坊まで徒歩で運ぶ「御影道中」が20日、福井県入りした。一行を沿道で住民らが出迎え、手を合わせた。同御坊には23日夜に到着する。
蓮如上人が室町時代、比叡山延暦寺の迫害を逃れ、越前吉崎に拠点を移したことをしのぶ行事。約240キロの道程を往復でたどる。今年で336回目といわれ、17日に京都市の東本願寺を出発、吉崎を目指し〝北上〟してきた。
20日は、御影を載せた御興(みこし)を引いた約30人の一行が、昼前に滋賀県境を越え敦賀市へ入った。同市疋田では「蓮如上人さまのお通り」との先導の声が響き、住民やハイカーたちが手を合わせる中、本県最初の立ち寄り所の西徳寺に着いた。
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滋賀県甲賀市の水口神社の水口曳山(ひきやま)祭(県指定無形民俗文化財)が19日、宵宮を迎えた。 各町の山倉から曳山が引き出され、その前で町衆や子どもたちが水口ばやしを奏でると、祭りムードが一気に盛り上がった。 露店が並ぶ神社参道では大勢の人がそぞろ歩き。夕暮れからは曳山に提灯が飾り付けられ、美しい姿を見せていた。 同祭は江戸中期の享保年間に始まり、日野祭(日野町)と並ぶ県内最多の16基の曳山が残る。今年は田町・片町、東町、呉服町、天神町、天王町、湯屋町の6基が巡行する。 20日は午前9時から例大祭があり、各町を出発した曳山が町内を巡行し、正午ごろに神社に勢ぞろいする。 |
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滋賀県甲賀市信楽町の滋賀県立陶芸の森で19日、特別企画展「陶のうつわとかたち」(陶芸の森、京都新聞社主催)が開幕した。 生活文化とかかわりながら、多彩な展開をみせてきた陶表現の魅力を紹介する。パート1(6月28日まで)とパート2(7月5日-9月12日)の2 回シリーズで、パート1は「使ってみたい愉(たの)しみのうつわ」「心潤す癒やしのかたち」をテーマに、食器や花器、作家の表現としてのうつわなど約 170点を展示する。野洲市の辻村庄司さん(62)は「退職して陶芸を始めたばかり。きれいな発色ですね」と作品に見入っていた。 |
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滋賀県日野町の滋賀農業公園「ブルーメの丘」で、約10万本のチューリップが満開となった。色とりどりの花が虹のように咲き並び、訪れた人たちを楽しませている。 暖かい日が続いた今月上旬に開花し始め、ここ数日で一気に満開となった。同公園内のゆるやかな丘陵地(約9000平方メートル)で「アンジェリケ」や「アプリコットビューティ」など約50品種、10色のチューリップが花開いている。 |
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滋賀県高島市の旧川上庄(今津町北部とマキノ町大沼地区)の春祭り、川上祭(県民俗文化財)が18日、同市今津町日置前の平ケ崎馬場で催され、みこしの巡行や大のぼりなどで豊作を祈った。 旧川上庄の氏神である日置神社と津野神社が合同で行う。五穀豊穣(ほうじょう)と天下太平を願い、平安時代後期から続いている、とされる。 長さ200メートルの馬場では、大人と子どものみこしが1基ずつ練り、流鏑馬(やぶさめ)も行われた。 |
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滋賀県余呉町上丹生に伝わる奇祭「茶わん祭」(県無形民俗文化財)が5月4日、丹生神社周辺で6年ぶりに行われる。茶わんやつぼなどの陶器で飾った3基の山車が、古式ゆかしく地区内を巡行する。 同神社の由緒書によると、祭りの歴史は平安末期にさかのぼる。陶器産地だった同地区の名工が、良質の土や技術を授けてくれた神に感謝して神社に陶器を奉納したのが起源とされ、「茶わん祭保存会」が伝えている。 近年、少子化による担い手不足や資金難から継続が危ぶまれていたが、「伝統継承で地域を活気づけよう」と2003年以来の開催を決めた。 高さ6、7メートルの山車は、歌舞伎や浄瑠璃などをもとにそれぞれ芸題を設け、物語ゆかりの人形や陶器、武具などを飾り付ける。山造りの職人が、ロープや金具を使わずに秘伝の技術を駆使して作る華麗な装飾が見どころだ。 |
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子どもたちにふるさとへの思いを深めてもらおうと、滋賀県草津市の市民グループが地域をテーマに「音楽物語」の制作に取りかかる。物語をつくるため、市内の子どもたちから地域についてのメッセージを募っている。 しが県民芸術創造館(草津市野路6丁目)でロビーコンサートなどを開催してきた市民団体「WITH」(澤孝子代表)。同館が昨年制作した県民創作 ミュージカルにスタッフで参加した澤代表が「地域の物語づくりができないか」と企画した。市コミュニティ事業団の助成事業に採択された。 子どもたちから草津についての文章や詩を集め、プロの作曲家らとイメージを膨らませて物語にする。すでに100点ほど集まっているが、さらに広く呼びかけることにした。 |
クイズを通して草津市をPRしようと、市観光物産協会はホームページ(「草津トレジャーハンティング」で検索)上で、草津のご当地検定を始めた。高得点だと順位が表示され、“通(つう)”度合いが測れる。
市の観光ボランティアや協会の事務局員らでつくる検定問題作成委員会が、草津の文化や歴史に関する4択問題計130問を作成。うち10問が無作為に出題され、何度でも挑戦できる。
全問終了後、成績と解説が表示される。7問以上正解すると、優秀成績者として名前と順位が登録できるほか、市の観光マスコットキャラクター「たび丸」の壁紙をダウンロードできる。
「日本の棚田百選」に県内で唯一選ばれた高島市の「畑の棚田」で稲作を体験する「棚田・酒オーナー」の今年度の受け付けが締め切られ、申し込みをした人は県外を中心に計81組に達した。【塚原和俊】
この取り組みは「百選」を機に始まり、棚田」は今年度で10年目、「酒」は6年目。順調にファンを増やし、定着した。「棚田オーナー」は、年額3 万円で1区画(100平方メートル)の“持ち主”となり、収穫した米約40キロと畑地区の特産品が受け取れる。「酒オーナー」は同1口3万円で、収穫米を 地元の蔵で醸した純米吟醸酒(750ミリリットル瓶10本)と特産品を受け取る。
オーナーの資格は農作業に興味・関心があればよく、「おまかせコース」なら田植えと稲刈りだけ参加すればOK。「こだわりコース」は、加えて畦 (あぜ)塗りと草刈りに参加できる。「超こだわりコース」では、担当農家と連絡を取り合い、一緒に農作業に従事できる。「酒オーナー」も田植え、稲刈りな どが体験でき、さらに酒蔵見学や新酒の試飲会に参加できる。
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大たいまつの火柱が夜空を焦がす「八幡まつり」(国選択無形民俗文化財)の「松明(たいまつ)まつり」が14日、滋賀県近江八幡市宮内町の日牟礼八幡宮で営まれた。 八幡まつりは、八幡宮周辺の12地区の氏子が無病息災や豊作を祈願する例祭で、松明まつりは宵宮祭。 大太鼓が鳴り響き、火事装束の氏子らが見守る中、丸太に菜種殻やヨシなどを束ねた高さ3-10数メートルの大たいまつ約40本に次々に火を放った。雨で着火に苦労する場面もあったが、火が移るとパチパチと音を立てて燃え上がり、観客らが歓声を上げて見入った。 |
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滋賀県の長浜曳山(ひきやま)まつり(重要無形民俗文化財)の呼び物の子ども歌舞伎が14日、長浜市の中心市街地で繰り広げられた。雨の中、子どもたちがきらびやかな曳山を舞台に熱演、訪れた観衆を魅了した。 曳山まつりは長浜八幡宮の例祭で、400年以上にわたり町衆らに受け継がれている。今年は全13基の曳山のうち、鳳凰山(ほうおうざん)、高砂 山、猩々丸(しょうじょうまる)、壽山(ことぶきざん)の4基が出番を務め、16日まで長浜八幡宮や市街地商店街などで歌舞伎を上演する。 |
滋賀県彦根市の人気ゆるキャラ「ひこにゃん」が13日、3歳の誕生日を迎え、集まった多くの観光客らに祝福された。
同市では現在、「井伊直弼と開国150年祭」を開催しており、北村昌造同実行委員会会長らからケーキや入浴剤、体重計などのプレゼントをもらい大はしゃぎ。
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朽木鯖街道桜まつりに合わせ11日、滋賀県高島市朽木の安曇川沿いで桜並木のんびりウオークが開かれ、30人が楽しんだ。 朽木の観光イベントや街づくりを考える市民グループ「朽木・群・ひとネットワーク」が主催した。朽木の安曇川沿いには、市場などに1989年にふ るさと創生事業でソメイヨシノ500本を植樹、朽木渓谷にはヤマザクラを中心に300本があり、約7キロに1000本近い桜並木が点在している。 |
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手こぎ和船などから満開の桜を眺める「常の浜さくらまつり」が11日、滋賀県安土町常楽寺の常浜水辺公園で始まった。 同公園には水路沿いに約80本のソメイヨシノがある。まつりは常楽寺地区のまちづくり団体「安土楽市楽座」と町商工会が初めて実施した。 この日は彦根市で平年より7・9度高い24度を記録するなど初夏の陽気。町内のお年寄りが交代で船頭を務める手こぎ和船とエンジン船が水路を巡った。乗船した会社員岩下明さん(57)は=同町小中=は「ゆったり進む船で、低い目線から桜を眺められた」と話していた。 まつりは12日も午前10時から午後3時まで行う。乗船は有料。 |
琵琶湖の外来魚対策に頭を悩ませる滋賀県は今年度から、岸辺近くの水草に隠れる稚魚を底引き網で一網打尽にする本格駆除に着手する。これまで取り組んできた沖合での成魚の捕獲だけでは外来魚優勢は覆せないと判断、稚魚のコロニー(集落)を重点的に狙い、繁殖を抑制していく。
駆除するのは、12センチ以下のブラックバスと7センチ以下のブルーギル。これらの稚魚は、異常繁殖が問題になっているオオカナダモなど岸辺近くの水草を隠れ家にしている。
使用するのは、長さ約8~10メートルの小型ビームトロール網と呼ばれる海用底びき網。編み目は2~4ミリで幅約3メートルの開口部に横棒(ビーム)を取り付けているため、水草の多い南湖でも網がねじれることなく、草陰に潜む稚魚の捕獲が可能という。
県によると、底びき網はフナやホンモロコな ど在来種を混獲してしまうことなどから、南湖では使用を禁じてきた。しかし、すでに外来魚の占める割合が極めて高くなっており、在来種への影響は少ないと みて解禁する。県漁連に委託して成魚が産卵を終える夏ごろから実施する予定。今年は稚魚で約10トンの駆除を目指すという。
戦国武将像を中心に、五月人形の数々を紹介する追平陶吉さん=新城市大野の鳳来館で |
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新城市大野の鳳来館で10日から、陶人形作家追平陶吉さん(68)による五月人形展が始まる。武将像を中心に40点余を展示。入場無料、19日まで。武将そのものをかたどった勇壮な作品ばかり。
追平さんは同市名号に「ギャラリー陣」を構え、表情豊かで力強い戦国武将像を作ることで知られる。信楽焼(滋賀県)の本場で修業。美術館や百貨 店、名古屋城などで開く個展では「武将の気迫や生きざまがにじみ出ている」などと高い評価を得ている。追平さんは「史実を調べて人物をイメージし、威厳あ る表情や隆々とした筋肉を表現した」と話す。
ライトアップされ幻想的に浮かび上がる桜並木=大津市三井寺町で
桜の名所、大津市園城寺町の三井寺と琵琶湖疏水(そすい)沿いがライトアップされ、ピンク色の花びらが春の夜空に浮かび上がっている。
ライト200基ほどが、境内1000本と疏水両岸300メートルの150本を照らす。ライトアップは午後6時半から9時半、17日ごろまで。今週いっぱい楽しめる。
観光客が昼間とは一変した幻想的な光景を見上げ、写真を撮るなど楽しんでいた。
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「びわこジャズフェスティバルIN東近江」が5日、滋賀県東近江市中心部の近江鉄道八日市駅周辺一帯で開かれた。ジャズを中心とした生演奏が商店街や公園など街のあちこちで響き、市民らが聞き歩きを楽しんだ。 八日市商工会議所青年部員らでつくる実行委の主催。延命公園、本町商店街、市役所駐車場など15カ所にステージを設けた。ジャズやフォーク、ポップスなど県内外のプロとアマチュア計約100グループが出演した。 各ステージでは、朝から夕方まで次々に演奏者が登場し、観衆は軽快なリズムに合わせて体を揺らしたり、手拍子を送るなどして音楽を満喫していた。 同日はフェスに合わせ、近江鉄道の特別列車「ガチャコンJAZZトレイン」が同駅-近江八幡駅間で運行され、電車内でもバンド演奏が披露された。 |
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日本よし笛協会(事務局・滋賀県近江八幡市)が「よし笛の日」と定めた4日、宣言記念を兼ねた定期演奏会が安土町桑実寺の文芸セミナリヨで開かれた。 同協会は、よし笛文化を普及させようと愛好家らが2006年に結成。この日、語呂にちなんで4月4日をよし笛の日と宣言した。 演奏会には、京都、滋賀の19グループが参加。ヨシ製の船やたいまつが飾られたステージで、「涙そうそう」「アメージンググレイス」など多彩な楽 曲を、素朴な音色で奏でた。ギターとの競演で「異邦人」を披露した夫婦もおり、観客約300人は瞑想(めいそう)するように聞き入っていた。 同協会の菊井了代表理事(62)=近江八幡市杉森町=は「ヨシという植物を通じて、多くの人に人生を楽しんでほしい」と話していた。 |
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織田信長が創建し安土城跡に残るそう見(けん)寺(滋賀県安土町下豊浦)は、これまで非公開にしていた本堂を、5日から毎週日曜と祝日に特別公開する。 同寺は室町時代の三重塔(重要文化財)や二王門(同)などが現存するが、本堂は1854年に焼失した。現在の本堂は明治時代以降の建築で、隣に茶室がある。 本堂には本尊の聖観世音菩薩(ぼさつ)像や、江戸時代の制作とみられる織田信長座像を安置している。公開に合わせ襖(ふすま)を新調し、西村惠 信・前花園大学長の禅画「十牛図」を張った襖や、山本燈舟・同寺執事の水墨画「安土八景」、日本画家赤沢嘉則さんの「老櫻」などの襖絵が見られる。安土城 天守閣跡から発掘された金箔(きんぱく)瓦なども展示する。 |
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県希望が丘文化公園(野洲市・湖南市・竜王町)の野外活動の取り組みを知ってもらおうと、公園の職員らが3日、大津市の滋賀会館前で野外調理を実演した り、手作りのチラシを配ってアピールした。県の財政難の中、今春から県文化振興事業団が指定管理者になり、財源や利用客の確保に懸命だ。 この日の野外調理実演では、公園でキャンプをする人をサポートする「キャンプリーダー」の大学生も参加して、キャンプの楽しみをPRした。 額に汗を浮かべながら、竹の棒に巻き付けたパン生地を炭火であぶる焼きたてパンや、キャンプ用のオーブンや段ボール箱を使ったじゃがバターやくん製などの調理法を披露。通りがかった人たちは、顔をほころばせながら手渡された料理をほおばっていた。 |