あふぇりえいと

2009年12月18日金曜日

相谷熊原遺跡:縄文時代の土器棺墓14基出土 「出現期知る資料」--東近江 /滋賀

相谷熊原遺跡:縄文時代の土器棺墓14基出土 「出現期知る資料」--東近江 /滋賀

 東近江市永源寺相谷町の相谷熊原(あいだにくまはら)遺跡を調査していた県文化財保護協会は17日、縄文時代晩期前半(約2500年前)の土器棺墓14基が出土したと発表した。土器を埋葬の容器として用いる土器棺墓は、縄文時代晩期後半に爆発的に増加。今回見つかった土器棺墓はその直前のもので、同協会は「出現期の様相を知るうえで貴重な資料」としている。

 同遺跡は、愛知川と筏川の合流地点にあたる愛知川左岸の河岸段丘上に位置。県営農地環境整備事業に伴い、今年7月から約3400平方メートルを調査していた。

 土器棺墓は、多数の竪穴住居の柱穴や石製品、土製品とともに出土。棺の中から人骨は確認されていないが、埋土からは骨片を検出した。土器棺墓は、県内では高島市や大津市で多数出土しているが、琵琶湖東岸でまとまって出土するのは初めて。

 また、調査区では縄文時代後期(約4000~3000年前)の配石遺構と集石遺構も確認した。焼けた石が円形に並べられた配石遺構は、炉として使用されたらしい。小石を円形に敷き詰めた集石遺構も、一部が熱を受けていることから、石蒸し調理に使用されたとみられる。

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