あふぇりえいと

2009年8月29日土曜日

滋賀・多賀に絶滅危惧種のコウモリ…県内初、国内確認20例

滋賀・多賀に絶滅危惧種のコウモリ…県内初、国内確認20例

多賀町内で見つかったオヒキコウモリの標本を手に「生態を解明する手がかりになる」と話す阿部主任学芸員(多賀町立博物館で)

 滋賀県の多賀町立博物館(多賀町四手)は、全国的に確認例の少ないオヒキコウモリの死体が町内で見つかったと発表した。県内での確認は初めてといい、30日まで開催中の企画展「鈴鹿山脈の自然」で標本を公開している。

 同館によると、オヒキコウモリの仲間はアフリカ、オーストラリア、中南米、欧州南部などに分布。日本での確認例は、北海道から九州までの12道府県での20例にとどまり、生態は明らかになっていない。環境省では、絶滅危惧(きぐ)1B類に分類しているという。

 今回の個体は、5月1日に町内の製薬会社工場の機械室で見つかった。同博物館の阿部勇治主任学芸員が調べたところ、尻尾や翼と体の形状、体毛など からメスの成獣のオヒキコウモリであることが判明。体長約9センチ、片翼の長さ約20センチ、体重は約18グラムで、体内に餌が残っていなかったことか ら、工場内に迷い込み、出られなくなって餓死した可能性が考えられるという。

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