安土町の県立安土城考古博物館で15日、開催中の企画展「水中考古学の世界」の展示品を解説するギャラリートークがあった。
近江八幡、米原市などから訪れた考古学ファンや家族連れら40人が、研究者の説明を受けながら、琵琶湖湖底で見つかった鉄鉱石や丸木舟など約650点を見て回った。同館学芸課主任の大道和人さん(42)が「湖底出土の鉄鉱石の謎を解く」と題して解説した。
大道さんは、湖北町の葛籠尾崎(つづらおざき)湖底遺跡で見つかった奈良時代ごろとみられる鉄鉱石を紹介。「湖岸から8~17メートル沖の入江を 潜水調査して見つかりました。昔、舟で運んでいた際に落としたものとみられます」などと解説していた。参加者は、湖底に長さ10メートル以上の矢板を打ち 込んで水をせき止める湖底調査の方法を紹介した模型なども見学した。
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