大津市坂本本町の比叡山延暦寺で11日夜、東塔一帯でライトアップが始まった。境内8カ所が、環境に配慮した発光ダイオード(LED)など計150基のライトで照らし出された。15日までの午後6~9時。
闇が深まるにつれ、国宝・根本中堂や国重要文化財・大講堂などが、赤や緑の照明に浮かび上がった。昼間に見せる光景と一変した境内は、虫の音と読経が響き、幻想的な雰囲気が広がった。
ライトアップに合わせ、近くの日吉大社のみこしが、22年ぶりに延暦寺に登る「遷座」が営まれた。
みこしは大社からトラックに積まれ、「駕輿丁(かよちょう)」と呼ばれる担ぎ手150人がケーブルカーで延暦寺の山王社へ移動。午後7時に根本中 堂へ向けて出発し、燃えるたいまつと烏帽子(えぼし)や甲冑(かっちゅう)姿の氏子に率いられて練った。白法被の駕輿丁の男衆の掛け声とともに楼門をくぐ り、みこしが根本中堂前に降ろされると、参拝者から大きな拍手が起こった。
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