多賀町立博物館・絶滅危惧1B類
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多賀町立博物館は14日、環境省が絶滅危惧(きぐ)1B類(近い将来に絶滅の危険性が高い種)にしているオヒキコウモリを県内では初めて、同町内で確認し たと発表した。同町に隣接する三重県いなべ市(当時藤原町)では1972年と78年の2回保護例があり、阿部勇治同館学芸員は「石灰質の鈴鹿山脈には浸食 でできた割れ目が多く、ねぐらにしていることも考えられる」と説明している。 多賀町四手の工場の機械室で5月に発見された。死後7~10日ほど経過、餓死したとみられる。頭の先から尾の付け根まで約9センチの雌で、尾は長さ約5センチ、片翼の長さ約20センチ。 オヒキコウモリは、尾が足の間の腿間膜(たいかんまく)から長く突き出し、耳が大きく丸いのが特徴。発見例は、舞鶴市沖の沓島や広島市など今回を含め13道府県20件と少なく、詳しい生態は分かっていない。 |
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