あふぇりえいと

2009年1月31日土曜日

半世紀ぶりの春:81回センバツ・燃えよ!彦根東

半世紀ぶりの春:81回センバツ・燃えよ!彦根東

 ◇身近な備品を最大限に--創意・工夫で体鍛えて

 彦根東の練習には、身近にある備品や環境を最大限に利用したトレーニングも多い。今井義尚監督(49)は「公立校でお金がないですからね」と笑うが、限られた施設や環境を生かし、お金をかけず創意・工夫で練習するという哲学が光る。
 グラウンドが真っ暗になった午後7時過ぎ、彦根東の体育館に軽快なダンスミュージックがCDラジカセから流れ出す。10種類前後の運動を1分ごとにこなし、約1時間、体をいじめるサーキットトレーニング。綱を勢いよく登ったり、ゴム跳びでジャンプしたり、水の入ったポリタンクを抱えて腹筋運動をするなどのメニューがあり、体から汗が噴き出す。

 スポーツジムにあるような最新鋭の機材は見あたらず、このトレーニングで使うのは、数百円で買える10リットルのポリタンクや体育館に常備されているパイプ椅子など身近にあるものばかり。
 パイプ椅子は、約1・5メートル間隔に並べ、ひざの高さにゴムひもを張って反復横跳びに利用する。水を入れたポリタンクの持ち上げは「タンク内で水が動いて不安定になる中でいかに安定を保つか」を体に覚えさせ、筋力だけでなくバランスも養う。

 また、グラウンドは狭いが、視点を変えて、学校周辺の環境を積極的に利用する。グラウンド脇の駐輪場に置いた自転車で移動し、彦根城の天守閣付近の傾斜のきつい坂や琵琶湖岸の砂浜などへ。そこで自転車を降り、走り込む。

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