あふぇりえいと

2008年12月17日水曜日

第54回青少年読書感想文コンクール:県最優秀作品/8 武田慶信君

◆小学校高学年
◇「なぜ、めい王星は惑星じゃないの?」を読んで-高島市立新旭北小6年・武田慶信君


 「これからは『すいきんちかもくどってんかい』なんだって。」
 新聞の記事を見てそう言った母はとても残念そうだった。あわてんぼうの母の事だから布施さんが書いているように、めい王星が消えてなくなったと思ったのかもしれない。二年ほど前の事だったと思う。ぼくは特に驚きもせず、今まで覚えていた『水・金・地・火・木・土・天・海・冥』から『冥』をなくせばいいだけだった。
 そして、先日、書店でこの本を見た。特に天体に興味があったわけではないが、なぜかあの時のがっかりした母の顔が思い浮かんで買ってみた。はまってしまった。一気に読んだ。インターネットで布施哲治さんを検索した。すばる望遠鏡や、めい王星も検索してみた。その日のうちに『ようこそ宇宙の研究室へ』という本も買いに行った。あいにく在庫がなく、一週間ほど待ったが……。
 ぼくの家の周りには、ビルや工場がなく、夜になると空いっぱいに星が輝く。理科で習ったカシオペヤ座やオリオン座を探したりする。プラネタリウムも家からかなり遠いが、何度か行った。二年前に能登島へキャンプに行った時の星空は、それまでに見た事もない美しさで、今でもよく覚えている。でも、宇宙の事をよく考えた事はなかった。

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