12月から施行 滋賀県、設置増に対応
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滋賀県は、大規模開発に必要な環境アセスメントの対象事業に、風力発電設備の設置を追加することを決めた。温暖化対策として、湖国でも風力発電の設置が進展する可能性があるため。環境アセスを定めた県環境影響評価条例の施行規則を改正、12月から施行する。 新たに対象とするのは、出力1時間あたり1500キロワット以上の発電能力を持つ風力設備の設置計画。風力発電に対する国の特措法の助成対象を基 準にした。同じく風力発電に対し条例などで環境アセスを定める8県のうち半数超が商業ベースの1万キロワット以上を対象としているなか、県は「小規模でも 影響を及ぼす可能性がある」と判断、より対象幅を広げた。 現在、県内で稼働する1500キロワット以上の風力発電施設は、草津市が2001年に設置した「くさつ夢風車」1基のみ。ただ、三重、岐阜、福井 各県との県境付近は、年間平均で発電に適している毎秒6メートル超の風速を確保できるほか、近隣の京都府や三重県では売電目的の風力発電施設が設置されて いる。 |
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