あふぇりえいと

2009年9月29日火曜日

第2回ゆるキャラまつり 全国版イベント、定着へ /滋賀

第2回ゆるキャラまつり 全国版イベント、定着へ /滋賀

 ◇「全130体大集合」「特製缶バッジ」など多彩に
 ◇街おこしの起爆剤に期待--滞在型観光の工夫を

 全国の癒やし系キャラクターを一堂に集めて10月に彦根市で開催される第2回「ゆるキャラまつり in 彦根 ~キグるミさみっと2009~」。昨秋の第1回の3倍近い約130体のキャラクターが集まることになり、主催団体は受け入れや運営準備に追われている。第1回では混雑を避けて実現しなかった全キャラクターの“勢ぞろい”も実現するなど、3日間を通じて盛り上げる。「ゆるキャラの“甲子園”として全国版のイベントにする」という主催者の意気込みと催しの内容を紹介する。【松井圀夫】

 開催中の「井伊直弼と開国150年祭」(実行委主催)の主催事業で、実行委の構成団体の一つ、彦根商店街連盟(木下良蔵会長)の150年祭実行委が担当する。第1回は昨年10月25、26の両日に夢京橋キャッスルロードを中心に、地元の人気キャラクター「ひこにゃん」をはじめ全国17都府県のゆるキャラ46体が参加して行われた。「ひこにゃん」の仲介で奈良県の平城遷都1300年祭の「せんとくん」と、対抗していた仏教団体「南都二六会」の「なーむくん」が仲直りする場面を演出したり、ゆるキャラ大綱引きなどのイベントがあり、両日で予想を超える延べ約4万6000人の観光客が訪れた。

 これに気をよくした商店街連盟が「もっと盛り上げ、多くの観光客を呼び込む起爆剤に」と第2回を企画。会期を前回より1日長くし、10月23日から3日間でイベント内容も一層充実させる。

 初日は、ひこね市文化プラザ(野瀬町)のグランドホールで「ゆるキャラ大集合」と銘打ち、午後1、3、5時の3回、全参加キャラクターが勢ぞろいする。「ゆるキャラ」の言葉を作ったイラストレーターのみうらじゅんさん、「ゆるキャラ音頭」を歌っている歌手の橋幸夫さんも出演する。

 各1200席で、8月18日から同プラザで入場整理券付き特製缶バッジ(1000円)を販売しており、既に1200個以上(9月25日現在)が売れた。「予想より売れ行きが鈍いのでは」という声もあるが、関係者は「本番が迫れば売れる。これから大いに盛り上げる」と意気込む。

 24、25の両日は午前10時~午後3時に夢京橋キャッスルロードと隣接の四番町スクエア駐車場にゆるキャラ約100体分のブースができる予定。全国的人気の「ひこにゃん」をはじめ、地元のキャラクターはホスト役として活動する。3日間で5万人以上の人出を見込んでいる。

 参加するゆるキャラは北海道から大分県までの25都道府県からで、サイパンからの参加もある。数体は名前を明かしておらず、興味をそそる。

 彦根商店街連盟の富田恵一・担当副会長は「ゆるキャラと触れ合ったりグッズが買える3日間になる。多くの人に楽しんでもらえるゆるキャラの一大イベントとして定着させたい」と話す。

 一方、「ゆるキャラにいつまでも頼っていられない」という声があるのも事実だ。ゆるキャラ人気で呼び込んだ観光客を市内の他の商店街にどう誘導するか、素通りではなく、旅館やホテルに泊まってもらう滞在型観光にするにはどうしたらいいかなど、工夫が求められている。

 今回のイベントの問い合わせは彦根商店街連盟の「ゆるキャラまつり」事務局(0749・22・7303)。

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