あふぇりえいと

2011年2月23日水曜日

現場から記者リポート:近江八幡の「北之庄菜」 幻の伝統野菜復活へ

現場から記者リポート:近江八幡の「北之庄菜」 幻の伝統野菜復活へ /滋賀
 ◇地域ブランド化し全国に

 江戸時代から近江八幡市で漬物用に栽培されながら、一時生産が途絶えた幻の野菜「北之庄菜」を復活させるプロジェクトを近江八幡商工会議所などが進めている。このほど北之庄菜を使った調味料を開発。「ゆくゆくは京野菜のように地域ブランド化し、全国に発信したい」と話すメンバーの取り組みを追った。【斎藤和夫】
 ◇地元から知名度アップ

 1月28日。同商議所に事業主や金融関係者ら約60人が集まって試食会が開かれた。メニューはおにぎりやお茶漬け、サラダなど。どれも北之庄菜のぬか漬けで作った調味料「かぶぶ」と「花かぶら」を使用したものだ。かぶぶはぬか漬けを細かく刻み、しょうゆやゴマ、ショウガで仕上げたもの。花かぶらは、これにみそと近江八幡名物の赤コンニャクを混ぜ合わせた。参加者は「シャキシャキとした食感。ほのかな甘みとほろ苦さが何とも言えず、ご飯にぴったり」と評判は上々だった。

 調味料は地元の料理人、川西豪志さん(34)=ひさご寿し料理長=が3カ月余りかけてつくり出した。北之庄菜は日野菜によく似たカブラで、日野菜より根が太い。「水分が少なく、味が濃いので、単品で出すより何かと混ぜ合わせた方が良いと考えた」という。

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