あふぇりえいと

2009年4月20日月曜日

エコ貢献を実感 広がる市民出資

エコ貢献を実感 広がる市民出資

 市民から出資を募り、その資金で環境保全などの地域活動を支える取り組みが広がっている。資金を必要とする事業者に貸し出す「NPOバンク」と、太陽光など自然エネルギーの発電などに投資する「市民ファンド」が代表的で、いずれも出資者にとって地域社会への貢献が実感できることが大きなメリットだ。 (重村敦)

 岐阜県郡上市の山あいにある自然体験施設「こうじびら山の家」。休業中のキャンプ場を改装し、昨年五月に開所した施設を訪ねると、運営するNPO法人代表の北村周(あまね)さん(25)が炭焼きに精を出していた。「昔の人は煙の色とにおいで炭の出来が分かったそうです。そんな山村に伝わる技術や知恵を守りたい」。自然の遊びや田舎暮らしを体験してもらうとともに、仕事を創出して定住者を増やし田舎の伝統を守るのが目標だ。

 若者たちの思いに賛同し、施設改修費百五十万円を貸したのが、名古屋市の団体「コミュニティ・ユース・バンクmomo(モモ)」だ。北村さんは「銀行を回ったけど借りられなかった。momoの融資がなければ実現できなかった」と振り返る。

 momoは、地域活動や環境保全などに取り組む市民やNPOに融資する民間非営利団体「NPOバンク」。NPOバンクは市民から一口数万円の出資を集め、年利1-5%程度の低利で無担保融資をする。全国NPOバンク連絡会によると、現在十一団体が活動し、出資金は総額六億円近く。十八日には福岡市で新たなバンクが誕生した。

 二〇〇五年設立のmomoは、これまで約二百八十人・団体から三千四百万円の出資を集め、東海三県の「持続可能な地域づくり」の事業十件に二千二百万円を融資。融資先の状況や出資者の思いをウェブサイトに載せ、互いにつながる意識が持てる工夫も。木村真樹代表理事(31)は「出資者はお金を出すだけでなく、融資先の事業を見守っている。融資先にとって出資者の応援は大きなメリット」と話す。

 一方、出資者側は元本保証がなく、多くのNPOバンクは配当もないが、momoに百万円出資した同県各務原市の会社員牧田真治さん(37)は「これは世の中の役に立つお金の使い方。こうじびら山の家で魚のつかみ取りや間伐を家族で体験し、新しいつながりもできた」と喜ぶ。


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