あふぇりえいと

2009年10月5日月曜日

大津祭:「山建て」慎重に /滋賀

大津祭:「山建て」慎重に /滋賀

 11日に本祭が迫る「大津祭り」で巡行する曳山(ひきやま)を組み上げる「山建て」が4日、大津市京町周辺の町家前などであり、午後には山の状態を確かめる「曳き初め」が行われた。保存会の蔵からは200年以上前から使われている部材も運び出され、大工らが慎重に組み上げた。

 13基ある曳山の中で最も新しいとされる「月宮殿山」は1776年にできた。大きな前輪と後輪をつなげる約6メートルの轅(ながえ)を取り付ける際は10人がかりで木を支え、棟梁(とうりょう)が小づちを打ちならして車軸と組み合わせた。

 宿題で山建ての様子を取材した市立中央小3年の竹下萌佳さん(9)は「車輪の回りは1階で、本体や屋根は2階から部品を運んで組み立てていた。部品の木が古くて驚いた」と話していた。

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