滋賀県教委が発刊
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滋賀県教委は安土城の20年にわたる発掘調査の記録をまとめた書籍「安土 信長の城と城下町」を発刊した。豪華壮麗を誇りつつ、6年で戦国の歴史に沈んだ城の姿を、現在に浮かび上がらせている。 県教委は1989年から昨年度まで、主郭部をはじめ、城内外を結ぶ道路、秀吉や家康ら武将の邸宅跡などの調査を行い、従来知られなかった遺構を発見している。調査のまとめの発行は歴史ファンからの要望が強く、既刊の報告書は難解のため一般向けに作った。 書籍では、城郭につながる主要道の大手道や百々橋口道、主郭部と各周辺部について発掘と研究成果を記述した。 天主跡に整然と並ぶ礎石群や金箔のしゃちほこ瓦などを紹介、豪華壮麗とされた建造時の姿を裏付けている。大手道が騎乗で登れる道であることや、近世城郭に特有の門・櫓門で羽柴秀吉邸跡に発見され、その源である可能性を記す。 |
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