カキ:木になったまま、渋抜き 商品価値アップへ新技術--高島 /滋賀
◇硬めの食感そのままに
果樹園のカキの実が、ビニールのレインコートをまとっているよう--。カキの産地・高島市今津町深清水地区で、こんな光景が見られる。サクサクとした食感が売り物の平核無柿(ひらたねなしがき)を、木になったまま渋抜きする「樹上脱渋」と呼ばれる方法だ。収穫後の渋抜きに比べ、実の硬さを維持できるため商品価値が高くなり、最近、広まっている技術という。
JA今津町柿部会長を務める岡本岩男さん(57)によると、扁平(へんぺい)形の平核無柿は渋ガキで、渋抜きが欠かせない。従来は収穫したカキを室に入れて行っていたが、その間に実が少し柔らかくなるため、硬めの食感が落ちるという難点があった。
樹上脱渋は、固形アルコール片を入れた透明なビニール袋を青い実にかけて、木になったまま甘ガキに変身させる。1~2日で袋の底を切り開くため、実がレインコートを着たようになる。
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