居酒屋:立ち飲み「くらや」 気軽、リーズナブル 人気上々
◇元仏料理シェフが厨房に
◇コンセプトは千円以下、日本酒は鮮度にこだわり
昨年11月に浜大津に登場した立ち飲み形式の居酒屋「くらや」が人気だ。県内での立ち飲み店の珍しさに加え、40種類以上と豊富な食べ物メニューと1000円以下で十分に飲み食いできる低価格が売り。開店から2カ月経った今も順調で、常連客も多くつき始めた。好調の背景には、オーナー会社が近くで経営する高級フランス料理店との提携もあった。【稲生陽】
◇開店2カ月、人気上々
「大阪や京都には立ち飲み屋があるのに、大津にはなかった。何より安くて気軽に飲めるのがいいね」。客の公務員の男性(58)はほろ酔いの赤ら顔で笑った。くらやを経営するのは、07年10月に浜大津にフランス料理店「湊町倶楽部」を開店した酒販大手「エスサーフ」(大津市)。今回は、都市部で人気の立ち飲み店が県内にはまだほとんどないことに目をつけた。
コンセプトは「30分1000円以下で軽く飲んで帰る店」。事業を統括する同社フードビジネス開発室の林敏克課長は「酒店で買えば安いのに、居酒屋はなぜこんなに高いのかという思いが原点。電車など公共の場所でカップ酒を飲むのは、事情は分かるがみっともない」と話す。同店では、日本酒は280円から、串揚げも1本80円から。一皿100円の紅しょうがの天ぷらも人気。一皿あたりの量を減らしたり、湊町倶楽部で出るスジ肉など使い切れない食材を利用して価格を抑えている。
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