あふぇりえいと

2009年1月30日金曜日

おうみ駐在所物語:/83 米原署大原駐在所・富岡博之巡査部長

おうみ駐在所物語:/83 米原署大原駐在所・富岡博之巡査部長

◇「地域を知るには歴史から」--富岡博之巡査部長(52)
◇1887年開設、米原市市場413の1
◇若い世代へ伝えたい

 08年2月、米原市の旧山東町地域にある県道の横断歩道で、下校途中の小学生に軽自動車が接触。車はそのまま逃走した。

 米原署大原駐在所の富岡博之巡査部長(52)は通報を受けて出動。小学生の命に別条は無く、顔にすり傷を負った程度だったが、車は行方不明だ。富岡さんは通学路で起こったひき逃げ事件に憤った。「モラル無視の運転によって交通弱者が被害にあったのです。許せません」

 富岡さんは旧愛知川、守山、長浜、彦根の各署の交通課のほか、県警高速隊でも勤務してきた。初めての駐在勤務となる大原駐在所には07年3月に赴任したが、交通の専門家の目で住んでみたこの地区では、交通マナーの低下が著しいと感じているという。

 「自動車が無いと生活に不便な地区ですが、歩行者に対する配慮の意識は低いです」。北に伊吹山を望む農村地帯で、のんびりとした印象を受ける管内だが、中央部を国道365号と、国道21号につながる県道が通るなど交通の要所でもある。歩行者が道の脇に押しやられ、通行や横断に苦労しているのをしばしば見かけるという。信号が少ないこともあり、車対歩行者の事故の防止は富岡さんにとって大きな課題となっている。「道の主役は車では無く人です」「横断歩道は横断者のための空間。信号が無くても車は一時停止を」などと、交通安全教室などで熱心に指導する。

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