防御性ない郭を有する特殊構造
安土・観音寺城跡 調査で判明 滋賀県教委は14日、鎌倉・室町時代に守護大名として近江を支配した佐々木六角氏の居城、観音寺城跡(安土町)の調査結果を発表した。伝本丸跡周辺の石組みから、同城は防御性のない郭(くるわ)を有する特殊な構造だったことが分かった。
同城跡は中世最大の山城跡とされ、県教委が本年度から4年計画で調査を始めた。本年度は、伝本丸跡の東にあり三ノ丸と伝わる郭の一部約500平方メートルを調査、うち約70平方メートルを発掘した。
これまでは、1969-70年度の前回調査結果から、伝本丸に通じる石段が曲がりながら伝三ノ丸を通り、敵の侵入を難しくする構造と推測されてきた。
ところが、今回の調査の結果、伝本丸への石段と伝三ノ丸の間は石垣で、石段がつながっておらず、下から伝本丸へ石段が直接につながっていた可能性があることが分かった。さらに、下部から伝三ノ丸への入り口は2カ所もあることも確認された。
続きはこちら・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿