臭くない!? ふなずし開発へ
滋賀の産学官連携
滋賀県工業技術総合センター(栗東市)と県内の大学、製造業者が協力し、酸味とにおいを抑えた食べやすいふなずしの開発に取り組んでいる。産学官の連携で、湖国伝統の味の新たな販路拡大を狙っている。
ふなずしはニゴロブナを塩とご飯で自然発酵させる滋賀の伝統食品。ニゴロブナの減少に伴ってふなずしの生産量も減り、滋賀農政事務所の統計によると、1981年の124トンから2005年は54トンにまで落ち込んでいる。
しかし、近年、稚魚放流や漁獲サイズの規制などによってニゴロブナの生息数の回復傾向が見られる。県工業技術総合センターはこうした変化を受け、伝統食の消費者を増やすために滋賀県立大、滋賀大、県内の製造業者と連携し、より食べやすいふなずしを開発することにした。
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