ユニー「PB戦争」に参戦 値下げでイオンに追随
大手スーパーのユニー(愛知県稲沢市)は、低価格の独自ブランド(PB)商品「e-price(イープライス)」について、値下げを検討する。ライバルであるイオン(千葉市)の「トップバリュ」値下げに追随し、節約志向が強まる消費者のニーズを取り込む。平和堂(滋賀県彦根市)も「くらしモア」をてこに品ぞろえを強化する考えで、北陸で店舗展開する大手スーパー勢の「PB戦争」が激化しそうだ。
二十七日、金沢市のユニー北陸事業所で北國新聞社の取材に応じた前村哲路社長が明らかにした。前村社長は「イープライスはメーカー商品より三割程度安い価格設定だが、競合他社が値下げするなら対抗上、同じようにやらざるを得ない」と述べた。
イオンは既にトップバリュ全体の四割に当たる千七百品目で定価を一-三割引き下げると発表している。PB商品は、景気の悪化で消費者の節約志向をとらえている「売れ筋」であり、北陸で覇権を競うユニーにとって無視できない動きだ。
今後、ユニーはイープライスで展開する衣食住の千五百八十五品目で、「同業他社の売価をみながら価格を検討していく」(前村社長)方針である。
平和堂もアル・プラザ各店で、PB商品「くらしモア」を軸にした商品展開を強める。さらに三月一日からは「スマイル価格」「くらし応援価格」「スーパープライス」などと銘打ち、PB、メーカー商品を含めて通常より10-30%安い価格で提供するキャンペーンを実施。値ごろ感をさらにアップさせ、顧客を取り込んでいく。
続きはこちら・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿