大津市文化財:「木造観音菩薩立像」など2体を指定 最澄時代の可能性も
◇延暦寺里坊・松禅院所蔵--古文書1点も
大津市教委は2日、比叡山延暦寺の里坊・松禅院(同市坂本本町)で見つかった「木造観音菩薩立像」など仏像2体を含む3点を市の文化財に指定した。観音像はこれまで比叡山で見つかった中で最も古いとみられ、延暦寺を開いた最澄が生きていた時代(8~9世紀)の像の可能性もあるという。文化庁は「法隆寺や唐招提寺にはもっと古い木像もあるが、最澄や空海に関係する像は少ない。歴史的価値が高いのでは」と評価している。
里坊は、延暦寺の僧が隠居後に生活する住居。指定された仏像2点は、95~98年に市が里坊49カ所を調査した際に確認した。盗難を防ぐため、発見場所などは公開されてこなかった。
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