アートの窓:「近江八景図」 茨木杉風
◇浮御堂が湖中に!?
島にかかった2本の橋、水上のお堂に向かって舞い降りる鳥の影……。琵琶湖南湖周辺の景勝地、近江八景を描いた図だが、石山寺の方から見て唐崎の向こうに三井寺があったり、浮御堂が湖中に島のように浮かんでいたりで、位置関係や縮尺は好き放題。何とも楽しげな雰囲気だ。
戦後、近江八幡市を拠点に南画風の絵を描いた茨木杉風(さんぷう)さんの作品。勝手気ままに描いているようで作品として成立しているのは、「やはり、全体のバランスでしょうね」(平田健生・県立近代美術館主任学芸員)。
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