足軽屋敷だった民家に飾られた旧家のひな人形=彦根市芹橋二で
「桃の節句」(3月3日)を前に、彦根市芹橋2丁目に残る旧彦根藩足軽組の屋敷「善利(せり)組足軽屋敷」で28日から3月3日まで、市内の旧家 に伝わる江戸から昭和初期のひな人形を展示する催しが開かれる。旧暦の3月3日は、井伊直弼が「桜田門外の変」で命を落とした日でもあり、主催する地元住 民らは「今に伝わる品々から地元史を振り返る機会にしてほしい」と話している。
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「桃の節句」(3月3日)を前に、彦根市芹橋2丁目に残る旧彦根藩足軽組の屋敷「善利(せり)組足軽屋敷」で28日から3月3日まで、市内の旧家 に伝わる江戸から昭和初期のひな人形を展示する催しが開かれる。旧暦の3月3日は、井伊直弼が「桜田門外の変」で命を落とした日でもあり、主催する地元住 民らは「今に伝わる品々から地元史を振り返る機会にしてほしい」と話している。
続きはこちら・・・ 今秋9月の開業を予定するウエディング空感「ペルテ ヴァローレ」(草津市草津町、TEL 077-562-8502)は2月20日、予約相談サロン「ステラポルトーネ」を先行オープンさせた。滋賀県で2店舗目となる。
店内は白と赤を基調とした明るいスタイリッシュな内装で、装飾品にはレザーやシルバーの小物などを使うことで落ち着いた大人の雰囲気を演出する。7組が 同時に相談・打ち合わせができるスペースも設ける。パブリッククリエーターの山田恵さんは「ゆったりとした空間で、落ち着いて相談などをしていただけれ ば」と話す。
空き町家を改装した滞在型の工房を、滋賀県近江八幡市の市民団体「八幡酒蔵工房」が3月末にオープンさせる。陶芸を学べるほか、宿泊や食事もできる多彩な施設で、「地域住民と観光客が交流できるプラットホームのような場所」を目指す。 同市の旧市街では町家の16%が空き家で、古い町並みの空洞化が深刻化している。八幡酒蔵工房が「地域の資源をリサイクルして、ものづくりの拠点にしよう」と利活用を思い立った。 築120年で、以前は食堂だった同市仲屋町元の空き町家を、昨年10月から改装。「八幡山の景観を良くする会」などのメンバーがボランティアとして参加し、工房用のスペース作りやシャワーと脱衣所の設置、しっくい壁の塗り直しなどの作業を進めている。 |
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滋賀県野洲市永原の菅原神社で25日、護摩木の燃え殻の上を素足で歩く「火渡り神事」が行われた。煙と小さな炎がちらつく炭の上を、氏子や近隣住民ら130人が気持ちを込めて歩き、1年の無病息災を祈った。 境内の拝殿前で護摩木が勢いよく燃やされ、火が落ち着くと、燃え殻が3メートル四方に平らにならされた。その上を、まず村田清行宮司(72)が堂々と歩き、その後、希望者が順に5、6歩で踏み歩いた。 |
大津市の観光キャラクターに任命されたマスコット「おおつ光ルくん」が24日、同市に住民登録を申請し、特別住民票と基本台帳カードを交付され た。住所は石山寺1丁目1の1の同寺。推定年齢12歳で既に世帯主となっている。特別住民票は同市戸籍住民課の窓口で希望者に無料で配布している。
光ルくんは昨年、大津市で開かれたイベント「源氏物語千年紀in湖都大津」のマスコット。昨年10月に彦根市であった「ゆるキャラサミット」では 特技の和歌も文字で披露しており、今回は「観光キャラとしてがんばる」と大津市を通じてコメントした。悩みは運動不足で、市観光振興課は「観光キャラとし てこつこつ働いて、運動不足を解消して」と話している。
1日の「第64回びわこ毎日マラソン大会」でも応援に登場する予定だ。 | ||
滋賀県草津市草津4丁目の立木神社境内に残り、米国人建築家ウィリアム・M・ヴォーリズ(1880-1964)の設計とされる草津青年会議所の旧事務所の取り壊し作業が24日始まった。老朽化などのためで、跡地は駐車場として同神社が利用する。 旧事務所は木造モルタルぶき平屋建て約55平方メートル。大きな窓があり、和洋折衷のモダンな外観になっている中央部分がヴォーリズの設計とされている。 ヴォーリズ建築の部分は近くの駒井眼科の建物の一部だったが、1968年、医院を建て替える際に同会議所初代理事長の故駒井昇一郎さんが境内に移 築。その後、増築や改修が行われた。昇一郎さんの長男昇さん(49)は「中央部は1912年建築で、ヴォーリズの設計と聞いている」と話す。 |
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滋賀会館シネマホール(大津市)で24日、米アカデミー賞の外国語映画賞作品「おくりびと」の上映が始まった。受賞直後ということもあり、通常の席数では 足りず、補助席を設けるほどの人気ぶりで、1日で300人を超える観客が詰めかけた。シネマホールは「通常の上映で、これだけ来ることはなかった」と、オ スカー効果を喜ぶ。 映画事業会社RCSによると、昨秋、モントリオール世界映画祭でグランプリを受賞したころ、上映を決めていたという。 |
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滋賀県東近江市の郷土料理や家庭料理を出品してもらうイベント「東近江じまん。家庭料理大集合!冬の味」が22日、同市妹町の道の駅「あいとうマーガレットステーション」で開かれ、地元産食材を使った郷土色豊かな50品が集まった。 農村活性化を目指し10団体で結成した「東近江ハンドシェーク協議会」が初めて募集、主婦ら31人が計50品を出品した。 料理は、川エビと大豆を煮た「えび豆」、丁字麩(ふ)からしあえ、ブリの刺し身を使った「ぶりぬた」など伝統的な郷土料理や、各家庭で受け継がれ てきた料理などさまざま。会場では出品者らが「うまい」「どうやって作るのかな」などと話しながら試食し、レシピを確認していた。 |
木製水車の改修作業に取り組む雨森まちづくり委員会のメンバーたち=高月町雨森で
水車づくり名人の遺志を受け継ごう-。集落を巡る水路を生かした地域づくりを進めている高月町雨森で22日、住民からなる雨森まちづくり委員会(平井茂彦委員長)のメンバーが木製水車の改修作業をした。
「名人」は故竹内実郎さん。地域に役立てようと、1984年ごろから冬の農閑期を利用して水車をつくり始めた。以来、今年1月末に89歳で亡くなるまで四半世紀にわたり、ボランティアで直径1-3メートルほどの水車20基を作製、手入れしてきた。バレンタインには全国から186個のチョコが届くなど、“ゆるキャラ”の中でダントツの人気を誇るひこにゃんが、またまた東京にやってくる!
日本橋高島屋では、2/25(水)~3/2(月)に「大近江展」を開催。ひこにゃんはその初日にあたる25日に登場する。場所は8階催事場のエスカレーター横で、時間は10:00~と15:00~の各30分ずつ。地元の応援に燃えるひこにゃんに会えるチャンスだ。
実は高島屋のルーツは滋賀県高島市にあり、「近江商人」との結びつきは深い。その高島市を中心として、食品から伝統工芸品まで63店舗が日本橋高島屋に集結するのだ。
目玉商品は、近江の銘菓、湖魚佃煮近江茶、近江牛カレーなど6種類4000円相当の特産品を詰めた、お得な「福寄せ袋」(2000円)。各日限定50セットで販売する。さらに、各日先着100名に高島屋発芽玄米(120g)も配布予定だ。
続きはこちら・・・ニャン、ニャン、ニャンのゴロにちなみ、愛猫家から「猫の日」と呼ばれる2月22日にあわせ、猫の人形や絵画などを集めた展示会「Catアートフェスタ」が、「丸善」丸の内本店(千代田区丸の内1)で開かれている。
工芸作家ら52人の作品や、珍しい九谷焼の招き猫など約1万点がそろい、販売もされている。
「猫の日」は、ペットフードメーカーで作る「ペットフード工業会」により1987年に制定。この日は全国で愛猫家らによるイベントが開催されている。
地方鉄道で「猫の駅長」が登場したり、滋賀・彦根城のイベントキャラクター「ひこにゃん」が人気となるなど、最近の猫ブームに加え、景気悪化の中で招き猫を買い求める人が増えていることなどを受け、同フェスタが企画された。
会場には、本物の猫そっくりの陶芸作品や絵画、ユーモラスなイラストが描かれた手ぬぐいなど各種グッズが並ぶ。工芸作家らによる作品説明があり、 製作実演の見学もできる。「日本三大招き猫産地」と言われる瀬戸、常滑、九谷からは、デザインや大小様々な招き猫がやってきた。
続きはこちら・・・レイクスターズ「キッズチア」レッスンの様子(写真は南草津校)
bjリーグのプロバスケットボールチームを運営する滋賀レイクスターズ(大津市におの浜4)は2月22日より、3歳~小学6年生を対象とした「キッズチア短期スクール大津校」の受け付けを始める。
冬型の気圧配置に戻った西日本は17日、各地で雪が観測されるなど厳しい冷え込みとなり、交通機関も一部乱れた。
神戸・六甲山(標高931メートル)は、うっすら雪化粧した。山頂近くの飲食店「一軒茶屋」によると、明け方には氷点下9度まで冷え込んだ。2日前の15日には12度まで気温が上がったといい、
東海道新幹線は、滋賀県米原市付近の降雪のため、岐阜羽島―新大阪間の上下線で、始発から午前10時過ぎまで徐行運転。23本が最大15~10分遅れ、約1万8000人に影響した。
続きはこちら・・・滋賀県日野町の番場遺跡で出土した国内最古級の木製網代=17日午後、滋賀県安土町
滋賀県日野町の番場遺跡で、5世紀後半(古墳時代中期)の国内最古級の木製網代が見つかり、滋賀県文化財保護協会が17日、発表した。当時の豪族の家をかたどった家形埴輪には、外壁や屋根の覆いに網代が表現されており、建築部材だった可能性があるという。
続きはこちら・・・ ワーナー・マイカル・シネマズ草津(草津市新浜町 草津イオンモール内)で2月14日・15日、「びわ湖放送&藤井組 2009キャラクター映画祭」が開催され、2日間(計4回)とも満席の1,200人を超える観客が訪れた。
同イベントは、「藤井組」のブランドでコンテンツ制作を手掛ける「まちおこし」(守山市)とびわ湖放送(大津市鶴の里)が共同で企画した。
今回は、びわ湖放送でも放送しご当地アニメとして話題となった「滋賀ッツマン」を新たに長編化した「滋賀ッツマン 世界で滋賀ッツ!映画版」をメーン に、「野洲のおっさんカイツブリ2」「ちびツブリのちっちゃな大冒険!」「VIVAビワばあさん!」「赤こんにゃく君!」などテレビでも人気のアニメソン グを上映。満席となった場内では、各アニメソングが上映される毎に拍手や笑いが起こった。
オープニングの司会者として映画に出演したびわ湖放送の牧田もりかつアナウンサーも来場し、「自分が出ていて驚いた。県民参加型の映画という点でも非常に面白く、子どもと真剣に見入ってしまった」と映画の完成度の高さに驚いていた。
まちおこしの西川興社長は「初日に続き2日目の上映でも満席となり本当にうれしい。チケットは完売していたが、始まるまでドキドキしていた。だが、これ だけの人に来てもらえて最高にうれしい」と話し、「藤井組」の組長を務める藤井慶さんも「ワーナー・マイカル、びわ湖放送と投稿してくれたみんなで作った 作品。上映できたことは最高の幸せ」と喜びのコメントを寄せた。
昨年のイベントの様子。山々に囲まれた風光明美な棚田で参加者は田植えに取り組んだ=高島市畑で
高島市は、同市畑の棚田で今年5月から半年間にわたって米づくりに取り組む「棚田オーナー」の募集を始めた。1999年に「日本の棚田百選」に選ばれたのをきっかけに毎年実施している人気イベント。応募の締め切りは3月25日。
おまかせコース(50組)は、田植えと稲刈りの全2回の作業。こだわりコース(30組)は畔(あぜ)塗りと草刈り作業が加わり、全5回の作業となる。8 組限定の超こだわりコースでは、米作り全般を行い、作業回数は田んぼの所有農家と連絡を取り合って決める。いずれも収穫時に40キロの玄米と地元の特産品 がもらえる。
滋賀県守山市今浜町の琵琶湖岸で、早咲きの菜の花「カンザキハナナ」が例年より約1カ月遅れで、ようやく見ごろを迎えた。待ちわびた写真愛好家らが訪れ、写真に収めている。 湖岸の第一なぎさ公園の4000平方メートルに約1万2000本が植えられている。天候不順などで開花が遅れていたが、暖かくなった2月上旬から咲き始めた。 冠雪した対岸の比良山系が背後に見えるため写真スポットとして人気がある。16日は冬型の気圧配置に戻って風が強く雲も多かったが、訪れた人は時 折のぞく晴れ間を狙って撮影していた。東大阪市の主婦河本和子さん(64)は「比良山がきれいに見えて良かった」と話していた。 比良山系は山頂付近にうっすら雪が残る程度だったが、彦根地方気象台は17日朝にかけて県内で降雪を見込んでいる。 |
バレンタインデーの14日、滋賀県彦根市の人気キャラクター・ひこにゃんに、全国31都道府県から、チョコレートやクッキーなど計186個が届いた。
お手製の魚形のポシェットに入ったチョコもあった。メッセージが添えられているのも多く、「大好き!愛をこめて」や「遠いけれど、いつか彦根に行きたい」などと書かれた思いも熱い。
集まったチョコは昨年の3倍以上で、ひこにゃんは「一つひとつ大切に食べたいにゃん」と大喜びだった。
冬の風物詩となった滋賀県守山市今浜町の湖岸の菜の花「カンザキハナナ」にちなみ、同市の女性や商工会議所などが菜の花を使った土産物の開発に乗り出し た。まずは菜の花の浅漬けを長年の経験を持つ「名人」から教わり、手作りしている。カンザキハナナの本格的な開花を前に、14日から試行販売する。 ■風物詩で新たな土産を 同商議所や市観光物産協会、市シルバー人材センターが市内の食材を使った土産物を作れないかと企画した。 作っているのはシルバー人材センター会員や、JR守山駅近くで高齢者の交流スペース「ハティ」を運営する女性たちで、菜の花漬けが特産の大津市芝原から柴原喜代子さん(75)を講師に招いた。 |
先日の「ギフト・ショー」と同時に開催されていたのが、食卓を切り口に新しいマーケットとライフスタイル、食文化を創造する見本市「ニッポンいいもの再発見!春2009」。
全国商工会連合会が、各地で開発された特産品・観光資源等を紹介し、地域特産品の販路開拓・観光資源等の販路開拓支援・PRを行うイベントだ。
各地の珍しい特産品の試食ができる機会とあり、試食目当ての来場者も含め、各ブースは大盛況。
津藩主・藤堂高虎の入府400年事業の最後を飾る3月22日の「フィナーレイベント」に、滋賀県彦根市の人気ゆるキャラ「ひこにゃん」が参加を予定していることが分かった。
ひこにゃんは彦根城築城400年で登場したかぶとをかぶった猫のキャラクターで、全国的なゆるキャラブームの火付け役的存在。
高虎にちなんだ津市のゆるキャラ「シロモチくん」が、昨年10月に彦根市で開催された「ゆるキャラまつり」に出場。これをきっかけに親交を結んだひこにゃんが、シロモチくんの晴れ舞台に駆けつけることになったようだ。
フィナーレイベントは市民らの実行委員会主催で、3月22日午前10時-午後4時。津市大門のセンターパレスホールで、高虎入府400年を締めくくるセレモニーや座談会がある。
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琵琶湖のヨシ回復に取り組んでいる滋賀県は10日、県ヨシ群落保全審議会を開き、ヨシ帯の面積が植栽などで戦後最盛期の65%まで回復したと報告した。し かし、委員からは、ヨシ帯造成で既存の沈水植物が姿を消した例が指摘されたほか、魚類の繁殖効果への疑問など厳しい意見が相次いだ。 県のまとめでは、1953年に260ヘクタールあったヨシ帯は湖岸開発でほぼ半減したが、県などが植栽と消波堤の設置などの保全活動を続けた結果、2007年に169ヘクタールに回復した。 県は造成したヨシ帯で魚類や植物、鳥類の種類が増えたことを報告し、「生態系や水質の保全に効果がある」と評価。フナなどコイ科魚類の産卵も多数確認されたとした。 これに対し、委員の学識者や自然保護関係者からは事業の手法や効果への疑問が続出。ヨシを造成した複数の場所で、多様な沈水植物が埋められたり、姿が見えなくなるケースが指摘された。 |
温暖化が農業にもたらす影響と対策を考えるシンポジウムがこのほど、大津市内で開かれた。滋賀県農業技術振興センター(安土町)の担当職員らが、近江米の質と量の低下に危機感を表し、品種転換や栽培の工夫による対策を呼びかけた。 寺本憲之栽培研究部長は、温暖化が特に品質の悪化につながっていると指摘、品質の良さを示す1等米比率が1998年から80%を割り込む一方、寒 冷地の北海道では向上していると紹介した。出穂する夏場の高温が阻害要因とされるが、「苗を遅植えしたり、もみ殻数を減らすなど栽培面を工夫してほしい」 と語った。 |
旧市街地の各地で展示が始まった節句人形=近江八幡市の白雲館で
近江八幡市の旧市街地の商店などで7日、商家や旧家に伝わる節句人形を展示する「まちなみに装うひいなのほほえみ」が始まった。3月15日まで。
30店ほどの店内やショーウインドーにひな人形や五月人形を飾り、町並みに彩りを添える催し。地元の観光物産協会と商工会議所、市の共催で4回目。
旧西川家住宅(新町)では五月人形、旧伴家住宅(同)ではひな人形、かわらミュージアム(多賀町)では瓦粘土で作った人形が展示され、体験工房で創作もできる。
続きはこちら・・・日米修好通商条約の締結(1858年)、横浜・長崎の開港(1859年)から150年。日本を開国に導いた大老・井 伊直弼(1815~60年)を見直すイベントが19、20の両日、江戸東京博物館(東京都墨田区横綱)で開かれる。尊皇攘夷派の志士を処断した安政の大獄 (1858~59年)で悪役のイメージが強い直弼だが、動乱の幕末で日本を果断に動かした主役であったことも確かだ。
イベントは「びわこビジターズビューロー」や「井伊直弼と開国150年祭実行委」などが主催。
19日夜は講談師、旭堂南左衛門さんが直弼のほか織田信長、豊臣秀吉ら近江で活躍した歴史上の人物の物語を語り、高本一郎さんのリュート(びわに似た西洋 古楽器)の演奏で楽しく歴史を学ぶ「ひこにゃんのてくてく歴史街道」(午後6時半、2000円)。舞台にはひこにゃんも登場し、意外に芸達者な一面を披露 してくれるとか。出演はほかにソプラノ・中村朋子さんら。
20日は「近江みちの国講座」(午後1時半、1000円)で、直弼の生涯と人物像に迫る彦根市教委文化財課長、谷口徹さんの講演など。
滋賀県内の私立高で6日、合格発表があった。願いをかなえた受験生や保護者らが歓声をあげた。 綾羽高(草津市)では午前9時半すぎ、合格者番号を記した掲示板を教職員らが掲げた。自分の番号を見つけて飛び上がって喜ぶ女子生徒や、祝福する同高教員と握手する男子生徒の姿が見られた。 |
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桃の節句を前に、市街地商店街で愛らしいひな飾りを楽しんでもらうイベント「長浜お雛(ひな)さまめぐり」が、7日から滋賀県長浜市元浜町などの中心商店街一帯で開かれる。展示マップを作り、店先にステッカーを張って、市民や観光客にアピールする。 NPO法人(特定非営利活動法人)「まちづくり役場」が、冬場の観光客を増やそうと初めて企画した。土産物店や飲食店などに呼び掛け、三十数店が協力することになった。 |
小堀政安陣屋の鬼瓦=長浜市で
長浜市出身の茶人大名・小堀遠州の分家の子孫、小堀政安(まさやす)(1816-76)が明治元(1868)年ごろ、領地の南郷村(現・同市南郷町)に建てた統治拠点・陣屋の資料31点を集めた企画展が3日、市内の浅井歴史民俗資料館で始まった。3月10日まで。
政安は、遠州の三男政尹(まさただ)を初代とする江戸詰の旗本・小堀権十郎家の9代目で幕末の当主。明治維新を受け、自分の領地で新たに封建制を敷こうと陣屋を建設したが、明治政府が許さず、間もなく解体された。
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3日の節分に合わせ、鬼を絵柄にした全国各地の凧(たこ)を集めた「鬼の凧展」が東近江市八日市東本町の八日市大凧会館で開かれている。京都豆菓 子協同組合が節分のイベント用に作った、畳6枚分の大きさで、かわいらしい大鬼が描かれた角凧や、同館が所蔵する北海道から長崎まで15都道府県27点の 凧が展示されている。
鬼というとこわいイメージがあるが、山口県の「見島鬼ようず」は、鬼の目に紅白のふさが取り付けられ「鬼の目にも涙」をデザインしたユーモラスな凧。「優しい心を持って鬼のように強く育って」という願いが込められている。
滋賀の歴史や風土、文化を多角的に検証する成安造形大「近江学研究所」(大津市仰木の里東)は、「研究紀要『近江学』」を創刊した。写真家の寿福 滋さんや今森光彦さんの作品を多用し、大津絵や観音像といった身近な話題から掘り下げて学問的考察を進めるなど読みやすい内容で、同研究所は「広く読ま れ、湖国の素晴らしさを再認識する材料になれば」としている。
同研究所は2008年4月、近江の風土や文化が内包する豊かさを知り、新たな価値観を探る目的で設立。他大学の研究者、博物館の学芸員、大津絵師など様々な分野の講師を招き、市民向けの講座を開いてきた。
紀要には、「大津絵の誕生と三井寺別所の宗教文化圏」(福家俊彦・三井寺執事)、「近世近江の宿場町と街道」(水本邦彦・京都府立大教授)、「湖北の観音像」(高梨純次・県立近代美術館学芸課長)など学外研究員の寄稿を掲載。