ムラサキ:万葉の花、町いっぱいに 市民グループら、植え替え--東近江
◇八日市南高の農場
万葉人が愛した幻の花「ムラサキ」(和種)の花を町いっぱいに広めようと、東近江市春日町の県立八日市南高の農場でこのほど、同市内の「紫草(むらさき)を育てる会」や公民館講座の受講生ら約30人が鉢植えで鑑賞できるようにムラサキの苗をプランターに植え替えた。【斎藤和夫】
ムラサキはムラサキ科ムラサキ属の多年草。かつては全国各地の山野に自生していた。草丈は30~60センチ。初夏から秋にかけ白い小さな5弁の花が咲き、根は紫色で太く、染料や皮膚病の薬になる。今では環境の変化などから希少種となり、同市は市の花に選定した。
この日は、同校農業技術科の水谷博教諭らの指導で「育てる会」のメンバーや学校、公民館関係者らが120株の苗を2株ずつプランターに移植。30センチほどの苗には早くも白い花が付き、根は紫色。参加者は「自分で苗から育てて根も見ないと、ムラサキの意味が分からないものね」と話していた。
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