地元食材こだわり 販路拡大に力
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ふるさと滋賀の魅力を食で発信したいと、守山市の60代女性が、琵琶湖の魚介を使った味噌佃煮や近江牛の甘辛煮を商品化した。かつて東京で会社経営した手 腕で、こん包から営業まで1人でこなす。「今さら、ではなく、今から」をモットーに県内を駆け回り、新たな湖国土産として販路も広がってきた。 「びわ湖の恵本舗」の渡邊明子さん(67)=守山市水保町=。近江八幡市で育ち、東京の大学を出て結婚。主婦のかたわら1975年、当時珍しかっ たパソコン店を神奈川県で開き、システム会社も経営、海外進出した経験を持つ。93年に帰郷してからも事務代行業を手掛けたが、30数年ぶりに住む湖国の 魅力を再発見し、今までにない特産品を発信したいと感じた。 4年前に琵琶湖の魚介をいかした商品開発をスタート。ゴリや石貝、川エビをふんだんに使い、八丁味噌と合わせた佃煮「おととと貝」(600-750円)を完成させた。近江牛と赤こんにゃくを煮た「近江牛ちょっとすき焼き」(900円)も商品化した。 近江八幡市の水産加工業者に製造委託し、自身で包装した商品を抱え、草津市や栗東市の道の駅に営業をかけた。地元食材にこだわった商品の評価は高 く、JR大津駅や守山駅の観光物産販売所にも置かれるようになった。スポレクなど全国規模の大会にも販売所を設け、ファンは各地に広がっている。 |
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