アユ漁 明るい解禁
県内全域の河川で20日、アユ釣りが解禁された。富山漁業協同組合(富山市)によると、成育状況はここ5年で最も順調。雪解け水による濁りが少なく、餌となる藻類が豊富だったことに加え、アユの仲間がかかる伝染病防止の効果も出ているからだ。同漁協は「今年は満足してもらえる」と期待している。
アユ漁が特に盛んな富山市の神通川ではこの日、県内外からの釣り客が早朝の解禁時間から釣り糸をたれていた。埼玉県日高市の公務員桑原栄さん(55)は「水もきれいでアユも豊富。関東から来る価値があった」と話す。
同漁協は、神通川で5月25日までに約400万匹の養殖アユを放流。今月12日に行った成育調査で186匹の大きさを測定したところ、頭から尾までの長さは平均で前年比0・1センチ増の13・6センチ。体重も同2・9グラム増の27・1グラムで、いずれも過去5年で最大だった。天然アユの遡上(そじょう)も多く、同漁協は「水温が高めに推移していることもあり、良い結果になっている」と話す。
また、最近10年では、アユなどマス系魚類がかかる伝染病「冷水病」の予防に努めたことも、豊富な魚群につながっている。
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