ひつじ草クッキー:あす「周航の歌音楽祭」でおもてなし--高島
◇商工会支所婦人部員「ちあふる今津」の手作り
琵琶湖周航の歌の原曲「ひつじぐさ」にちなんで考案した「ひつじ草クッキー」でおもてなし--。高島市商工会今津支所婦人部員でつくるグループ「ちあふる今津」=同市名小路、藤橋市子代表、約20人=はこのほど、28日に同市で開催される第13回「琵琶湖周航の歌」音楽祭合唱コンクールの出演者や聴衆に振る舞う茶菓にと、ひつじ草クッキーを焼き上げた。【塚原和俊】
スイレン科の多年生水草ヒツジグサは葉も花も小型。未(ひつじ)の刻(午後2時ごろ)に開花すると伝わることからこの名があるが、昼前ごろから咲き、夕方にしぼむ。同市今津町に自生地があり、地元の花として保護育成され、同町内の街頭には、生けた大型の水鉢が随所に置かれている。
また、琵琶湖周航の歌は、旧制第三高等学校(現・京都大学)水上部員の小口太郎が1917(大正6)年、周航中に投宿した今津で詩を披露し、クルーが当時三高で流行していた吉田千秋作曲の「ひつじぐさ」のメロディーに乗せて歌いだしたのが始まりとされている。
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