あふぇりえいと

2009年6月10日水曜日

湖東焼の民間絵付師・自然斎 多彩な作品紹介--彦根城博物館

テーマ展:湖東焼の民間絵付師・自然斎 多彩な作品紹介--彦根城博物館 /滋賀
 ◇幕末~明治初期、茶道具や燭台--23日まで

 彦根市金亀町の彦根城博物館でテーマ展「湖東焼絵付師 自然斎(じねんさい)」が開かれている。彦根藩領の中山道鳥居本宿で湖東焼の民間絵付師として活動した自然斎(岩根治右衛門)をテーマにした初の展示で、幕末から明治の作品や資料計40点を公開している。23日まで。会期中無休。

 湖東焼は江戸末期に始まり、彦根藩窯(はんよう)として焼かれた。自然斎は1856(安政3)年に絵付師仲間3人とともに藩の許可を得て、藩窯とは異なる体制で湖東焼を手掛けた。鳥居本宿で旅籠(はたご)を経営しながら作品を仕上げ、藩に納入したほか、旅人にも販売した。1877(明治10)年に57歳で死去。茶の湯や煎茶(せんちゃ)の道具から飲食器、燭台(しょくだい)や置物まで、多彩な作品を残している。

 展示は個人の所蔵品が中心。菊を主体に秋草や月、コウモリなどを描いた「赤絵秋草蝙蝠図燭台(あかえあきくさこうもりずしょくだい)」、女郎花(おみなえし)などの草花を配した茶道具「色絵花卉図蓋置(いろえかきずふたおき)」は秀作という。

続きはこちら・・・

0 件のコメント: