空洞化懸念の近江八幡市
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滋賀県近江八幡市は、旧市街で増えている空き町家の賃貸・売買情報を登録、発信する「町家バンク」の設立準備を進めている。空き町家の有効活用につなげ、まちの空洞化に歯止めをかける狙いで、7月の運用開始を目指す。 同市旧市街には重要伝統的建造物群保存地区13・1ヘクタールがあり、2007年度の調査では戦前に建てられた町家が約440軒ある。このうち約70軒が空き家で、今後の増加が懸念されている。 市が08年秋から所有者を対象に実施している意向調査では、これまでに回答した42軒のうち、売却希望物件が5軒、売却または賃貸希望物件が1軒あった。 市の構想では、町家バンクは賃貸・売却物件を登録し、不動産情報誌やホームページを通して情報発信する。家賃や価格、所有者の情報は有料登録会員に公開する。空き町家を活用した店舗などの見学ツアーや町家宿泊体験会、登録物件の耐震診断も行う。 |
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