西浅井の漁協が販売
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昨年に続き今年もニゴロブナの漁獲が好調なことから、滋賀県西浅井町の漁業協同組合がフナズシ用に塩切り(塩漬け)したフナの販売に乗り出している。漁獲激減と作り手の高齢化からフナズシをつける家が少なくなる中、滋賀ならではの家庭の味復活の一助になりそうだ。 県水産試験場の漁師聞き取り調査では、2-3月のニゴロブナの漁獲は昨年並みに堅調という。西浅井漁協の話では、一昨年までは1日数キロにとどまった漁獲が、今春は多い日で約40キロ捕れることもあったという。 通常、魚は業者が買い取るが、同漁協では付加価値をつけて直接消費者に販売しようと、塩切りに取り組むことにした。 ■うろこや内臓除いてたる漬け 漁師は、水揚げしたフナのうろこや内臓を丁寧に取り除いて自宅のたるで塩に漬け、漁協を通して販売する。購入した人は、フナをご飯とともにたるに漬け直し、食べられるようになるまで発酵を待つ。同漁協の竹田忠雄組合長は「事業を組合収入の柱の一つにしたい」と期待する。 |
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