あすから長浜城歴博
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滋賀県長浜市公園町の長浜城歴史博物館の「新収館蔵品展」が30日に始まる。東本願寺の坊官を務めた「下間家」伝来の大身槍(おおみやり)や火縄銃、湖北出身の戦国武将・片桐且元の書状など、昨年度に購入、寄贈を受けた17件、21点を紹介する。 「大身槍」(室町時代後期)は刃長が約50センチあり、鞘(さや)に漆塗り、柄に螺鈿(らでん)を施した豪華な造り。稲富流の火縄銃とともに下間家から寄贈された。いずれも石山本願寺と織田信長との合戦で使われた可能性があるという。 片桐且元書状は、豊臣秀頼の家老だった且元が1610年5月、近江出身の大名朽木元綱にあてた。駿府(静岡市)で徳川家康や秀忠と面会した様子などが記されており、且元が徳川方との協議の折衝役を担っていたことを示す史料として興味深い。 |
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