大津市科学館指導主事に聞く
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日本で46年ぶりの皆既日食が見られる22日が迫り、壮大な天体ショーへの期待が高まっている。滋賀県では、太陽の約8割が欠ける「部分日食」が観察でき る。午前9時48分に右上から欠け始め、午後0時25分まで続く。食が最大になるのは午前11時6分という。しかし、誤った見方をすると目を痛める危険も ある。正しい観察方法や見どころを大津市科学館TEL077(522)1907の藤井一彦指導主事に聞いた。 -県内ではどのように観察できるのか。 午前11時6分のピーク時には、大津市では約80%が欠けて三日月のようになる。北へ行くほど欠けは小さくなるが、長浜市など北部でもほぼ同時刻に同じような形で見られる。太陽が見られるところならどこでも観察できる。 -それだけ欠けると辺りは暗くなるのか。 すべてが欠ける皆既日食なら辺りが暗くなって星も見えるというが、太陽の光は強いので部分日食ではそこまで暗くはならない。夕暮れ時よりも明るく、曇り時くらいの感じになる。 -正しい観察法は。 直接見たり下敷きなどを通して見ると、紫外線や赤外線で目を傷つける恐れがある。カメラ量販店などで売っている専用の眼鏡を使ってほしい。 手に入らなければ、太陽の方を見るのではなく、地面や机などに映して観測する方法もある。簡単なのは名刺大の紙に千枚通しなどどで1~2ミリの穴 を開けたものを使うやり方。この穴を太陽光が通ると、地面に太陽と同じ形の光の像が映る。よく見える高さがあるので、紙を上下させて調節してほしい。 |
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