追悼展:「湖国と文化」編集長・中井さん、原稿や遺品を展示--滋賀会館 /滋賀
今月5日に60歳で亡くなった季刊誌「湖国と文化」編集長、中井二三雄さんの追悼展(県文化振興事業団主催)が21日、大津市京町3の滋賀会館文化サロンギャラリーで始まった。27日まで。小説家の瀬戸内寂聴さんと誌上対談した際の写真や巻尾に毎号記した「編集幸記」、愛用した文具などを展示している。
中井さんは00年に編集長に就任。当時は郷土史家らの記事が中心で、購読者は高齢の男性が多かった。中井さんは読者層を女性にも広げようと、県内で活躍する女性が滋賀を語る「滋賀レディス・アイ」や郷土料理を扱うコーナーを新設。同誌を「滋賀の百科事典にしたい」と話していたという。
編集長の前は、テレビの放送作家などとして活躍。培った人脈を生かし、瀬戸内さんとの対談やジャーナリストの大谷昭宏さんの連載など、著名人を誌面に登場させてきた。
今年3月に肝臓がんが見つかり入院。4月から自宅で療養しながら仕事を続けた。10月に再入院したが、パソコンには来年の夏号の構成が仕上がっていた。編集を手伝っていた同事業団の南雅子さん(49)は「亡くなるのを見越して、先々のことを考えていたようです」と話す。
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