サトイモや果物のカキなど、滋賀・大津産の素材を使用したレトルトカレー「大津まるごとカレー」を、びわ湖大津観光協会(大津市)などが開発。今秋から売り出され、新名物として話題を呼んでいる。
大津の名物といえば、琵琶湖産の魚のつくだ煮などだが、観光客から「メーン料理となる名物はないのか」という問い合わせが寄せられ、JAや地元業者などに協力を呼びかけ、新名物の開発に乗り出した。
「多くの素材が使えて、年齢を問わず人気のメニュー」をテーマに、近江しゃもやスイカなど地元の食材を使った特製カレーが完成。9月に数量限定で販売したところ、約1カ月で完売したという。その後も問い合わせが相次いだため第2弾を検討した。
今回は「秋野菜のカレー」を想定し、食材を厳選した。ルーには甘柿やレンゲはちみつをたっぷりと使い、小麦粉の代わりに近江米の米粉でとろみをつけるなど工夫した。
具はニンジンやコマツナのほか、ふっくらと炊きあげた大豆、大きめにカットしたサトイモを加えた。野菜は採れたてを工場へ運び込むため風味が損なわれず、素材のうまみがしっかりと溶け込んでいる。
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