あふぇりえいと

2009年12月15日火曜日

彦根万葉集を読む会:設立30周年記念に、斉明天皇の歌碑建立 /滋賀

彦根万葉集を読む会:設立30周年記念に、斉明天皇の歌碑建立 /滋賀

 ◇彦根の地を背景に、愛する人を思う日々を詠んだ恋歌

 彦根市の万葉集を学ぶサークル「彦根万葉集を読む会」(岩倉喜代子代表)が、斉明天皇(594?~661)が彦根の地を詠んだとされる恋歌の歌碑を同市の彦根駅東口駅前に建て、12日に除幕式が行われた。来年1月の同会設立30周年を記念して建立した。

 同会は1980年に設立。現在は彦根や大津、大阪の60~90歳代の43人が月1回、彦根市東地区公民館で学習会を開いている。会費や会員のカンパを歌碑の建立費に充てた。

 歌碑は縦70センチ、横1・2メートルの御影(みかげ)石製。同会講師の歌人、磯崎啓さん(81)=米原市=の文字で、「淡海路(あふみぢ)の鳥籠(とこ)の山なる不知哉(いさや)川 日(け)のころごろは恋ひつつもあらむ」の歌を刻んだ。

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