テーマ展:「日本の楽器・琵琶~井伊家伝来雅楽器から」--彦根城博物館 /滋賀
◇直亮が収集し、演奏を楽しむ 「琵琶 銘望月」など23点、最古の写本や撥も展示
彦根藩十二代藩主・井伊直亮(1794~1850)が収集した雅楽で使う琵琶「楽琵琶(がくびわ)」を紹介するテーマ展「日本の楽器・琵琶~井伊家伝来雅楽器から~」が彦根市金亀町の彦根城博物館で開かれている。22日まで、無休。
楽琵琶は、平家琵琶や筑前琵琶のルーツとされ、井伊家には28点が伝わる。そのほとんどは直亮が収集し、演奏を楽しんだとされる。宮中音楽だった雅楽の楽器を大名が収集することは珍しかったが、同館は「質量とも日本有数の一大コレクション」という。
展示は、源頼朝が大阪の四天王寺に奉納した伝承があり、嘉永2(1849)年に同寺から直亮に譲られた鎌倉時代の「琵琶 銘望月」や、豊臣秀吉所持品と伝えられる室町時代の「琵琶 銘大虎(だいこ)」など琵琶10点。他に、琵琶の演奏法や名物の楽器などを記した室町時代の「糸竹(しちく)口伝」の現存最古の写本、琵琶袋や琵琶台、琵琶撥(びわのばち)、楽譜など13点も展示している。
続きはこちら・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿