法然上人没後800年記念し浄土教美術一堂に/鎌倉国宝館
浄土宗の開祖・法然上人が亡くなってから2011年で800年になるのを記念した特別展「光明寺と浄土教美術」が、鎌倉市雪ノ下の鎌倉国宝館で開かれている。浄土宗の大本山・光明寺(同市材木座)の所蔵品をはじめ、全国の浄土教美術を一堂に集めている。
法然上人の創始した浄土宗は、第二祖・聖光(しょうこう)上人に受け継がれ、第三祖・良(りょう)忠(ちゅう)上人によって確立されたといわれる。良忠上人は鎌倉に居を構え、光明寺の前身となる寺を開き、数々のゆかりの品々が光明寺に残されている。
特別展では、これら光明寺の所蔵品に加え、全国から集めた仏像、絵画、書物など計62件を展示。光明寺の歴史をひもとくとともに、法然・聖光・良忠の浄土宗三祖や運慶・快慶ら同時期に活躍した仏師(仏像専門の彫刻家)らにスポットを当てた。
仏像の目玉展示は、国の重要文化財(重文)に指定されている浄楽寺(横須賀市)所蔵の「阿弥陀(あみだ)三尊像」。1189年に運慶が造立した作品で、 寺外の公開は約30年ぶりとなる。快慶の弟子・行快作の重文「阿弥陀如来(にょらい)立像(りゅうぞう)」(滋賀県・阿弥陀寺所蔵)も15年ぶりに公開展 示されている。
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