給食前に担任から「たかしま天然わら納豆」の説明を受ける2年生の児童たち=高島市の安曇小学校
高島市安曇川町田中、安曇小学校(奈良羊子校長、児童305人)の5日の学校給食に、無農薬栽培の大豆でつくった「たかしま天然わら納豆」が初めて全校 児童に配られた。無農薬の稲わらで大豆をくるみ、わらについた納豆菌で発酵させた。納豆独特のにおいが消え、児童の評判は上々。市教育委員会は、今月中旬 から市内の全小学校の給食に採り入れるという。
わら納豆を提供したのは、食の安全をめざし市内で農薬や化学肥料を使わない有機農法に取り組む「たかしま有機農法研究会」。昨年6月、「無農薬の わらで納豆を作れば安全で安心して食べられる納豆が作れるのでは」と、大豆部会を設置し、メンバー2人が約1ヘクタールの畑で栽培。収穫した大豆を京都府 亀岡市の納豆製造会社に持ち込み試作したところ、ねばりが強く、独特のにおいも消え歯ごたえは上々だった。
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