色の異なる数種類の稲などを植えて水田に絵を描く「水田アート」に取り組んでいる滋賀県近江八幡市牧町の「水茎夢の郷委員会」が、水田アートを広 告として活用する事業を始めた。「二酸化炭素を吸収する広告として、環境、農業に配慮した企業であることをPRしてもらえる」と意気込む同委員会。その名 も「エコ広告」――。
同委員会は2005年、市内の水茎地区の水茎干拓土地改良区が中心となり、地区の地域おこしを目的に設立。水田アートは07年から始め、これまでに同地区の農家と協力し、約40~50アールの水田に、
図柄の大きさや形を調整し、低い場所からでもはっきりと絵柄が分かるように工夫。田植えや収穫時期には地元住民らを招いてイベントを行うなど、恒例行事として定着してきた。
「エコ広告」は、このノウハウを“商品化”。費用や期間など具体的な方法はこれからの検討課題だが、オーソドックスな宣伝図柄はもちろん、鉄道の沿線に複数の絵柄を並べて植え、4コマ漫画のようにするアイデアもあるという。
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