お浜御殿庭園:30日まで無料公開--彦根 /滋賀
彦根市松原町の琵琶湖岸にある国の名勝「旧彦根藩松原下屋敷(お浜御殿)庭園」が、紅葉シーズンに合わせて14日、特別公開された。市が所有者の旧彦根藩主・井伊家子孫から買い取りを進め、今年度末には大部分を公有地化して整備する。市は屋敷の現状を知ってもらうため、30日まで無料公開する。
お浜御殿は、1810(文化7)年ごろ、彦根藩十一代藩主・井伊直中が造営した。総面積2万880平方メートル。琵琶湖の水位と連動して汀線(ていせん)が変わる「汐入(しおい)り形式」の池を中心に、東側に築山を配した趣のある景観になっている。江戸期の奥座敷棟、台所棟など4棟と土蔵がある。
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