彦根が"ゆるキャラの聖地"といわれるワケ
2008年に引き続き、第2回となる「ゆるキャラまつりin彦根」が10月23日から25日まで滋賀県彦根市で開催された。昨年は2日間で46,000人を動員した同イベントは、いわば「ゆるキャラ」の殿堂的イベント。今年は全国のゆるキャラが100体以上も集結し、今や彦根は"ゆるキャラ界の聖地"と認知され、ステージでは「ゆるキャラ大使」に任命された橋幸夫が『ゆるキャラ音頭』を披露したとニュースなどでは報じられている。
みうらじゅんの著書『全日本ゆるキャラ公式ガイドブック』によると、ゆるキャラとは、地方自治体主催のイベントや町おこし、名産品などのPRのために作られたキャラクターで、なかでも"ゆるゆるの"キャラクターの着ぐるみを指す言葉だそうである。この"ゆるゆる感"については、キャラクターのクオリティのばらつきや特徴的なネーミング、強すぎるローカル色や行政体質が垣間見られカワいさに徹しきれない感じなど、様々な要素が相まって醸し出された独特の雰囲気ということらしい。
2004年頃からメディアなどで徐々に認知されはじめたゆるキャラは、2006年、「ひこにゃん」の登場で一大ブレイクを遂げることになる。彦根市の「井伊直弼と開国150周年」キャラクターとして登場したひこにゃんは、カワイさに徹したデザインの完成度の高さで話題をさらった。みうら氏によれば、それまで、どこかマイナーな存在であったゆるキャラの注目度を一気に押し上げ、「ゆるキャラ界に"ひこにゃん以前"と"ひこにゃん以後"をもたらすほどの大変動を起こした存在」(同書)とのことである。なるほど彦根が"ゆるキャラの聖地"というのも頷ける気がする。
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