あふぇりえいと

2011年3月10日木曜日

関津遺跡:完全な「簗」出土 鎌倉時代、現代と同じ形--12日に現地説明会

関津遺跡:完全な「簗」出土 鎌倉時代、現代と同じ形--12日に現地説明会

 ◇木の杭も並んだまま

 平安時代の和歌にうたわれた漁具「田上網代(たなかみあじろ)」で知られる大津市の瀬田川近くの関津(せきのつ)遺跡(同市関津3)で見つかった、鎌倉時代のものとみられる同種の仕掛け「簗(やな)」。9日発表した県文化財保護協会によると、現代と同じ形で、木の杭も並んだまま出土し、「水中の仕掛けが完全な形で出土するのは極めて珍しい」としている。【稲生陽】

 国道422号バイパス改築工事に伴い、昨年4月から約2930平方メートルを調査。大規模な集落跡である同遺跡では後期旧石器時代~江戸時代の遺物が出土。簗は川をせき止めて魚を竹かごなどに誘導する仕掛けで、今回はすだれや横木をかけたとみられる杭が見つかった。当時の川底から見つかった土器などから、鎌倉時代のものとみられる。

続きはこちら・・・

0 件のコメント: