あふぇりえいと

2011年3月6日日曜日

ユニーク授業:学習船事業「湖の子」 他校の児童と集団生活

ユニーク授業:学習船事業「湖の子」 他校の児童と集団生活

琵琶湖には、これまで県民の3分の1近くを乗せた誰もが知る船がある。県内の小学5年生全員が1泊2日で乗り込む県教委の学習船事業「湖(うみ) の子」。83年、武村正義知事(当時)の指示で実現し、この27年間の参加率は98・4%。環境学習メーンと思われがちだが、本来は集団生活を学ぶための 船だったという。
さざ波光る びわのうみ--
今年度最後の航海を終えた先月24日、終航式で周航歌「希望の船」の歌声が響いた。最終航海は大津市立木戸小、小松小、雄琴小の児童計139人。 違う学校の子らと名残惜しそうに話す姿も見られた。船内では学校混合で8人の班を作り、生活のすべてを班で過ごす。当初は学校ごとに集まりがちな児童ら も、対岸での活動や水質調査を通して仲良くなっていくという。スピーチした木戸小の石田理恵さん(11)は「初めて会う友達もだんだん話せるようになれ た。ルールの大切さを学んだ」。運営する県立びわ湖フローティングスクールは「初対面の子に自己紹介したり、時にはケンカするのも大切な学習」と話す。

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