あふぇりえいと

2010年1月4日月曜日

琵琶湖を25万人囲んだイベント、児童書に 守山の女性作家 少女の成長描く

琵琶湖を25万人囲んだイベント、児童書に
守山の女性作家 少女の成長描く


写真
「命をつなぐ250キロメートル」を出版した児童文学作家の今関さん(守山市金森町)

 滋賀県守山市金森町の児童文学作家今関信子さん(67)が、1987年に琵琶湖を25万人が手をつないで囲んだ福祉イベント「抱きしめてBIWAKO」を基に、児童書「命をつなぐ250キロメートル」を出版した。養護施設の少女がイベントを通して成長する姿を描いた。

 今関さんは80年から10年間、大津市の児童養護施設「湘南学園」の理事を務め、施設の子どもたちとかかわった。

 「抱きしめてBIWAKO」は、大津市で老朽化していた重度心身障害者施設「第一びわこ学園」の移転計画がきっかけで開催された。移転費用の一部 を募金するため「いのちの源の琵琶湖を抱きしめ、自然と人間の在り方を考えよう」と福祉関係者らが提唱。今関さんはイベントの実行委員会の一員だった。

 作品は、湘南学園で今関さんが接した子どもたちのエピソードも盛り込まれている。姉が親類に引き取られ1人だけ施設に来た子、便所に捨てられていた子も登場する。

 心に傷を抱えた子どもたちが「抱きしめてBIWAKO」のイベントを通じて、「第一びわこ学園」の障害者や、それを支援する人たちの動きに触れ、命の重さや大切さを考えるようになっていくのを描いている。

続きはこちら・・・

0 件のコメント: