ウオーターボールに入り、動画の出演者と一緒に踊る嘉田知事=滋賀県庁
動画コンテスト作品の撮影で踊る女子大生ら=日本ウォーターウォーク協会提供
直径2.5メートルのビニール製球体に入って水面に浮かびながら琵琶湖を観察できる「ウオーターボール」が、インターネット上で注目を浴びている。ボー ル内の水着姿の女子大生が湖畔で踊る動画にアクセスが殺到し、大手菓子メーカーが主催する動画コンテストに入賞した。賞金の一部を寄付された滋賀県の嘉田 由紀子知事もボールに入って決めのポーズ。琵琶湖の観光をアピールし、環境学習に生かす新たなグッズになるか――。
ウオーターボールはイタリアで開発。ファスナーを開けて人が入り、空気で膨らませれば水面にぷかぷか浮かぶ。
水の上を歩いてみたいと設立された日本ウォーターウォーク協会(NWWA、大津市)の御舩泰秀理事長(49)は2007年、琵琶湖に親しめるグッズとしてこのボールに着目。国内での使用権利を取得し、08、09年と50メートルのタイムを競う水上歩行大会を開催した。
また、09年にはアウトドアスポーツクラブ「オーパルオプテックス」(大津市)がボールに入って自然体験ができる企画を開始。3~11月で全国から約1700人の家族連れやカップルが参加した。
動画コンテストは昨年10~11月、ロッテが主催。ガムのCMソングに合わせたダンスを動画に投稿し、再生回数を競う。同協会は琵琶湖とウオー ターボールを全国にアピールしようと応募。水着姿の立命館大の女子学生2人が、「噛(か)むンとフニャンフニャン……」という歌に合わせてボール内で転び ながら踊る作品は、県最多の再生回数5045件を稼ぎ、都道府県別のエリアグランプリに輝いた。
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