早まるサクラ開花予想、しず心なく――近畿のイベント関係者
暖冬の影響で開花が早まっている桜(ソメイヨシノ)に近畿地方の花祭りの関係者が気をもんでいる。福岡市では観測史上最も早い13日に開花、桜前線は気象庁などの予想を上回るスピードで北上しそうな勢いだ。主催者は「イベントの参加団体も決まり、日程は動かせない」「期間中に葉桜になりそうだ」と困惑。準備を前倒しで急ぐケースも相次いでいる。
「花の開く時期がこれ以上早まれば、人出にも影響が出そうだ」。約1200本のソメイヨシノがある夙川公園(兵庫県西宮市)の「西宮さくら祭」の担当者は戸惑う。
約40年前から続く同祭は、慣例に従い、4月第1日曜の5日に開催する。西宮に近い神戸市の開花予想は平年より4日早い26日。開花から約1週間で満開となるため、最近の高温傾向でさらに開花が早まれば、見ごろを過ぎる恐れも。
担当者は「日程は10を超える出店団体に伝えてあるので、変更できない。参加者にはぜひ満開の花を味わってもらいたいのだが……」と話す。
「日本の桜名所百選」の1つに選ばれた「豊公園」(滋賀県長浜市)。毎年、開花に合わせて園内に咲く約800本のソメイヨシノをライトアップし、県内外から訪れる観光客らでにぎわう。
彦根市の開花予想は平年より6日早い29日。今春は23日ごろから約140個のぼんぼり設置などの準備を進める予定だったが、予想日より4日早くなった福岡でのスピード開花を知り、急きょ準備を前倒しすることに。夜間に園内を巡回警備する職員が足りなくならないよう、出勤日の調整などを始めた。
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