乾燥に強く、土なしでも育つ植物のスナゴケで建物の屋根や壁面を緑化しようと、村瀬治比古大阪府立大教授(生物環境工学)が従来の4分の1の期間で育成す る技術を開発した。手入れが必要な芝や樹木では難しかった壁面や傾斜のある屋根でも緑化が可能。村瀬教授は「なかなか進まない建物の緑化の一助になれば」 と期待している。
冬でも枯れないスナゴケを建物の緑化に利用する製品はこれまでもあったが、成長が 遅く壁面や屋根を十分に覆う広さまで育てるのに2、3年かかるのが難点だった。そこで村瀬教授はスナゴケを窒素やリンなどを含む特殊な養液に入れて育てた 後、温度や光の量を管理した室内に置いて育成期間を半年に縮めた。
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