あふぇりえいと

2009年3月15日日曜日

春の風物詩:“春の扉”開く びわ湖開き/左義長まつり

春の風物詩:“春の扉”開く びわ湖開き/左義長まつり

 湖国の春の風物詩の「びわ湖開き」(大津市沖など)と「左義長まつり」(近江八幡市)が14日行われ、訪れた観光客らが本格的な春の到来を告げる催しや伝統行事を楽しんだ。

 ◆びわ湖開き
 ◇「黄金の鍵」投入

 「第54回びわ湖開き」には、NHK連続テレビ小説「だんだん」の主人公役の三倉茉奈さん、佳奈さんが大型観光船「ミシガン」の「一日船長」として参加しイベントを盛り上げた。ライブや三倉さん姉妹のトークショーも行われ親子連れなどが楽しんだ。

 大津港で行われた開会式では嘉田由紀子知事が「県は自然だけでなく、歴史文化も豊か。これからの春、夏と、季節季節の琵琶湖を楽しんでほしい」とあいさつ。続いて、船長の帽子を受け取った三倉さん姉妹が出航合図の鐘を鳴らし、参加者らと「ミシガン」に乗り1時間半ほどの琵琶湖クルーズに出た。

 “春の扉”を開ける「黄金の鍵」を湖に投げ入れた三倉さん姉妹は、操舵(そうだ)室で舵(かじ)の操作も体験。「琵琶湖は広いですね」と口をそろえ、茉奈さんは「琵琶湖は子どものころによく遊びに来たなじみ深い場所。琵琶湖の水を大切にしたい」と話した。

 この日午後7時には、「ヨシたいまつ一斉点火」が、同市内の7カ所の琵琶湖岸であった。びわ湖開きの一環で「ミシガン」がたいまつ鑑賞船として運航され、湖岸でも多くの市民らが炎がつくる幻想的な光景に見とれていた。【後藤由耶】

 ◆左義長まつり
 ◇豪華、練る13基 勇壮に始まる

 近江八幡市の左義長まつり(国選択無形民俗文化財)が同市宮内町の日牟礼八幡宮で始まり、豪華な山車(だし)飾りで彩った13基の左義長山車が旧市街地を練った。織田信長が安土城下で始め、廃城後、八幡に移り住んだ町衆により再開したとされる400年以上の歴史を誇る祭り。

 左義長は、わらや竹で組んだ高さ7メートルの松明(たいまつ)の正面に今年の干支(えと)のウシを題材にした山車が飾られている。各奉納町の若衆が3カ月余りかけて製作。雨も上がった午後1時に13基が同宮に勢ぞろい。山車飾りの出来栄えを競うコンクールに臨んだ後、花火を合図に街に繰り出した。

 派手な衣装で女装した若衆が「チョウヤレ、マッセマッセ」と左義長を持ち上げたり引き回したりすると、沿道に詰めかけた観衆からは歓声が上がり、勇壮な姿をカメラに納めていた。15日も若衆が一日、左義長を担いで町内を練り、時には左義長をぶっつけ合う「山車合わせ」も行われ、午後8時から境内で奉火される。

  ×  ×

 第58回左義長ダシコンクール(近江八幡左義長保存会主催、毎日新聞大津支局後援)は審査の結果▽優勝 第11区の有田焼糸重鉢▽準優勝 参和会の華燭之典▽3位 宮内町の大自然--と決まった。優勝、準優勝の両町に毎日新聞社から優勝旗、準優勝旗と賞状などが贈られた。

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