おうみのお店:ホンモロコ養殖工房「山匠」 /滋賀
<東近江市百済寺本町475(0749・46・0061)>
◇こだわりの「あめ煮」評判
鈴鹿山ろくの棚田を活用した養殖池で育てた琵琶湖固有種ホンモロコを、「あめ煮」にしたり、生魚や素焼き用として販売している。「湖東三山」の一つ、百済寺に通じる参道脇に養殖・加工施設があり、こだわりの味がなかなかの評判。「天然もののホンモロコに勝るとも劣らない」とリピーターが増えている。
大阪と滋賀で住宅リフォームなどを手掛けるリビング工房「山匠」の山本哲夫社長(60)が、釣り好きが高じて07年春から始めた異業種への挑戦だ。少年時代に琵琶湖でよく釣れ、家庭の食卓に出たホンモロコが激減したことに寂しさを感じる山本社長は、「庶民の魚を高級魚にしてはいけない」が口癖。生まれ育った愛東の地で養殖に取り組むのにも、そんな思いが込められている。
県水産試験場や先駆者に相談するなど試行錯誤を繰り返して養殖を軌道に乗せ、現在は手作りした養殖池で順調に事業を展開している。出荷は秋から翌春にかけてで、最初の年は450キロだった出荷量が昨年は520キロまで伸びた。
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